ポートマフィア参謀は幼女らしい。

次の手らしい。 ページ15

エトside



『黒蜥蜴withエト、ただいま帰還しました！』
森「エトちゃん、失敗したんだって？」



あ、ロリコンがちょっと怒ってる。
こういう時は…



『エト、頑張ったの…。』



ちょっと目を伏せ、両手をぐーにして口元へ。



森「うっ…。」



もう一押し。



『…新しい白のドレス…。』
森「エトちゃんの為にケェキを用意しておいたよ。」



ロリコンってちょろい。



『わぁい！で、次はどーするの？』
森「次はねえ…太宰君の捕獲かな。」
『！太宰を…！』



今度はお友達になれるかな。



『あ、なら鏡花を使ったらどうかな！』
森「それは名案だ。彼女なら、人虎の捕獲にも使えるね。」
『梶井も一緒なら？』
森「完璧だ！流石エトちゃん！」



入り口に立っている黒服が？という顔をしてるけど気にしない。



『ロリコンも黙ってればイケメンなのに。』
森「そうかい？」
『黙ってればだよ。あ、イケメンといえば…中也だね！』
森「ああ、中原君か。彼ももうじき帰ってくるからね。」



探偵社にも遊びに行きたいな。
イケメンさん多いし。



『ね、梶井の任務、一緒に行ってもいいかなあ。』
森「いいけど…危ないよ？」
『それなら大丈夫！エトにはプラプラがついてるから！』



プラプラはイケメンだし、優しいし、エトの王子様だ！



森「わかったよ…でも、終わったら直ぐに帰っておいで。太宰君とお話ししたいんだろう？」
『うん！ロリコンも偶には良いこと云うね！』
森「酷い！でも可愛いから許す！」



首領室での、とある会話。
作戦参謀たるエトと、ロリコン首領の
“次の手”についての会話だ。

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