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彼女が乗ったタクシーを見送る。
特にこの後何をするかなんて決めていなかったので、とっくに見えなくなったタクシーを見つめていた。
関西に負けず劣らず騒がしい街。
外では滅多に下ろさない前髪は、何だか新鮮だった。
今の自分はヒーローでは無い。
ホテルまでの道のりを酔い冷ましがてらに歩いて行けば、道中思い出すのは先程までの同級生との会話だった。
『多分、好きだった……と思う』
『私は、貴方がゴミを真っ先に捨てるとこが好きだった』
『鋭児郎とは、対等でいたい』
会話を思い出すだけで笑みがこぼれるのは、大人になった今では珍しいことに違いない。
声が聞きたい。
今別れたばかりなのに、無性に会いたくなる。
これをなんというのだったろうが。
青春なんてとうの昔に終わったというのに。
大人の恋愛の1歩をどう踏み出すのかがわからない。
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おちょぼけ改(プロフ) - 軈猫になる山田さん» 本当に嬉しいコメントありがとうございます。更新遅くて申し訳ない……。期待に答えられるよう頑張ります (2020年8月22日 22時) (
レス) id: 3636f5cfd8 (このIDを非表示/違反報告)
軈猫になる山田(プロフ) - 本当にこの作品大好きです(><)更新待ってたので通知きてすぐ見に来ました〜！！この作品の雰囲気好みすぎてやばいです！！更新楽しに待ってます！ (2020年8月17日 4時) (レス) id: 5b0d5d336e (このIDを非表示/違反報告)
おちょぼけ改(プロフ) - ごぬさん» 前作を何周も?!驚きと感謝で感動しています。また、見つけていただき本当にありがとうございます。 (2020年7月6日 23時) (レス) id: 3636f5cfd8 (このIDを非表示/違反報告)
おちょぼけ改(プロフ) - かよさん» こちらこそお読みいただき感謝しております!これからもどうぞよろしくお願いします (2020年7月6日 23時) (レス) id: 3636f5cfd8 (このIDを非表示/違反報告)
ごぬ - おちょぼけ様の切島くんが好きすぎて前作を何周も読んでました、本当にありがとうございます (2020年7月6日 0時) (レス) id: a2fe51c90b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おちょぼけ改 | 作成日時：2020年6月26日 22時
