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水の鍛練、番外編!! ページ44

A目線


『虹の呼吸、弐の型……蒼キ大波』


刀が青色に染まって、滝みたいに


水があふれでてくる。


「ボソッ 美しい呼吸だ……」


あっ、今、美しい呼吸って言ってくれた!


やったぁ!!


「よく頑張ったな。すごい子だ。」


『えへへ、ありがとうございます!』


鍛練が終わった後は、


ずっと楽しみにしていた、


鱗滝さんのスケッチをしようと、


スケッチブックをとりだす。


やっぱり、上手く描けてるなぁ。


錆兎と真菰の、綺麗な笑顔。


『鱗滝さん。スケッチさせて下さい。』


「スケッチ……?他の作品を見せてもらっても良いか?」


む、うまいか下手か、見極めるんだな?


よし、自信作の錆兎と真菰を見せてあげよう。


『ふふ、これどうですか?錆兎と真菰です。ここにくる途中で会ったんです。』


絵を見せると、鱗滝さんから


嬉しいような、悲しいような。


不思議な感じがした。


「是非、わしも描いてくれ。」


『あ、はい。』


サラサラと描いていく。


お面をつけているから、ちょっと難しい。


何とか仕上げて、見せてみる。


『どうですか?なかなか上手くできました。』


「ありがとう。ところで、その錆兎と真菰の絵……いや、悪い。なにもない。」


あれ、もしかして………


『鱗滝さん。その錆兎と真菰の絵、あげましょうか?』


「………良いのか?」


『えぇ。でも、冨岡さんにもあげたいので、一度映し絵をしないとですが。』


「あぁ、ありがとう、ありがとう……!!」


鱗滝さんは、絵がくしゃくしゃに


ならないように、そっと、でも強く


絵を抱き締め、涙をながしていた。


あとから絵をうけとって、


他の紙に錆兎と真菰の絵と


同じものを描く。


『はい、できました。どうぞ、大事にしてくださいね。』


「あぁ。ありがとう……!」


こんなに感謝してもらえるなんて……


嬉しいなぁ。これだから、絵描きは


やめられない。人の喜ぶ顔をみると



嬉しくてたまらなくなる。


ずっとここにいるわけにはいかないし、


もう、そろそろ行こう。


『鱗滝さん。そろそろ行きます。』


「もう、行くのか……」


『はい!お世話になりました!あれ、大事にしてくださいね。』


「もちろんだ。義勇と炭治郎によろしくな。」


『はい。お元気で!』


鱗滝さんに見送ってもらい、山をおりた。


冨岡さんに絵を渡し、


屋敷にもどった。

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みかん - ソウさん 嬉しいです!コメントありがとうございます!よし。更新してきまーす! (2020年4月6日 12時) (レス) id: a03bb62dba (このIDを非表示/違反報告)
ソウ - 面白いお話ですね笑 まさか上弦と仲良くなるとは…笑 更新楽しみにしてます!頑張ってください!!(●´ω`●) (2020年4月6日 8時) (レス) id: 61b9d5a883 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みかん | 作成日時:2020年4月2日 20時

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