錆兎と真菰 ページ40
A目線
『では師範!いってきます!』
「うん……すぐ帰ってきてね"……グスッ」
な、泣いてるよ……!
そんな、うるうるしないで…
こっちが泣きたくなっちゃうよ……うぅ……
『師範っ。元気だして!んっ』
師範の頬に接吻して、地図を広げて走り出す。
「え……あ……////」
師範の声が聞こえるけど、気にしない。
今回の持ち物は、お弁当と甘味と、
布団とじいちゃんの日記帳だけ。
布団が重いけど、全集中で走り続ける。
地図通りなら、かなり遠い。
3時間はかかるかなぁ………
なんてったって、山のなかみたいだし。
もう、山に入った。
罠が仕掛けてあったんだけど。危ないなぁ。
もうすぐ、つくはずなんだけど……
走り続けてそろそろ3時間。
もうすぐ12時。お腹すいたなぁ……
ということで、ご飯!
大きな、丸い岩を発見。
割れてるけど。(炭治郎が切ったやつ)
あれの上で、ご飯だべよーっと。
ジャンプして、岩の上に飛び乗る。
座ると、急に後ろに気配を感じた。
さっきまで、なかった気配がふたつ。
鬼じゃない。人間だ。でも、生気がない……
『だれですかー?私に何か用?』
クルっと振り替えると、
オレンジの髪の少年と、狐の面の少女がいた。
狐の面の女の子………!めっちゃかわいいっ!
少年「お前、そこで何をしている。」
え、お弁当食べてるだけだけど。
『ランチしてます。何か?』
「今すぐここから出ていけ。嫌なら、俺と勝負で勝ってみろ。」
少年が、刀をかまえる。
いや、私食べてる途中なんだけど。
しかたないし、がんばろう!
少年が、ヒュッと走ってくるけど、遅い。
刀を私の首に当てようとしたので、
少年の刀を弾き飛ばしてやった。ドヤッ!
「あっ……」
わお、狐面の女の子、すごい美声。
可愛いなぁ……えへへ〜♪
『どお?まだやるかい?』
「いいよ、貴女の勝ち。でも、こんな山の中に何のよう?」
少年と違って、ふわふわしてて優しい感じ。
『鱗滝さんって人に、稽古をつけてほしいんだ。水の呼吸の使い手らしいからね。』
少年と狐面の女の子の目の色がかわる。
真「私は真菰。そっちは錆兎。私達、鱗滝さんが大好きなんだぁ。」
『そうなんだ!鱗滝さんと知り合いだったんだね。』
ごちそうさまでした。
『ねえ、錆兎、真菰。スケッチさせてよ』
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みかん - ソウさん 嬉しいです!コメントありがとうございます!よし。更新してきまーす! (2020年4月6日 12時) (レス) id: a03bb62dba (このIDを非表示/違反報告)
ソウ - 面白いお話ですね笑 まさか上弦と仲良くなるとは…笑 更新楽しみにしてます!頑張ってください!!(●´ω`●) (2020年4月6日 8時) (レス) id: 61b9d5a883 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みかん | 作成日時:2020年4月2日 20時