大切な人 ページ30
A目線
今、夏野陽葵の家の前に来た。
あの噂は、多分私が師範に幻滅して、
夏野陽葵の継子になるとでもおもって
夏野陽葵がながしたものなんだろう。
許せない。
コンコン、と扉を叩くと、本人が出てきた。
「あ〜っ!A!やっと私の継子になるきになった?遅いよっ♥」
うわっ、気持ち悪いっ。
あっ、いや、顔は綺麗だけど。
はやく帰りたい・・・・・
「えっ、A、夏野さんの継子になるの…?僕のことは、」
師範、そんな心配そうな顔で見ないでよ。
大丈夫。見捨てたり、しない。
『夏野陽葵。私が継子にほしいからって、師範の間違った噂を流すなんて絶対に許さない!!手を出すなら、わたしにしろ!私の大切な人に手を出したんだ。絶対に、継子にはならない!もう顔もみたくない。』
言ってやった!師範は、
泣きそうなほど嬉しそうな顔をしている。
夏「え〜?噂なんて、流してないよ。それに、どうしてソイツにこだわるの?女の私の方が、絶対仲良くなれるよ?それに、色んなところに行ける。良いことだらけじゃない!おいでよ!Aちゃん。」
『嘘なんて、つかなくて良いよ。もう、楽になりな?噂を流したのがお前なのは、もう知ってるんだから。それに、女だからなに?私は師範が良いって言ってるの。私は師範が、仲が良いだけじゃなく大切だ。お前より師範が良いことなんて、絶対にない!さようなら。』
師範の手をとって、帰ろうとしたら。
師範が動こうとしない。どうして?
継子にふさわしくないから?
それとも、いらなくなった?邪魔なの?
涙が出そうになるのを、ぎゅっとこらえた。
無「夏野さん。僕からも言わせてもらうよ。僕の継子はAだけ。Aの師範は僕だけ。あんたみたいな人に、Aは渡さない。」
帰ろう、と言われて、手をひかれる。
お腹の底でグツグツ言ってたのが、
なくなってホワホワあったかくなる感覚。
やっぱり、私の師範はあなただけ。
無「ところで、A。僕のこと、大切って言ってくれたでしょ?ニヤニヤ」
あっ、忘れてた。
『はい!師範は大切だし、大好きですから。』
師範が、ふわっとあかくなる。可愛い。
「まったく。僕の気持ちも考えて。
・・・A、好き。僕と付き合ってよ。」
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はい、作者のみかんでーす☆
いやぁ、いきなり恋愛ぶっこんで、
ごめんなさい!
じゃ、さよーなら!
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みかん - ソウさん 嬉しいです!コメントありがとうございます!よし。更新してきまーす! (2020年4月6日 12時) (レス) id: a03bb62dba (このIDを非表示/違反報告)
ソウ - 面白いお話ですね笑 まさか上弦と仲良くなるとは…笑 更新楽しみにしてます!頑張ってください!!(●´ω`●) (2020年4月6日 8時) (レス) id: 61b9d5a883 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みかん | 作成日時:2020年4月2日 20時