絶望 ページ23
A目線
母「おい、鬼!私のAを傷つけたら、許さないわよ!でも、私に傷つけたら、もっと許さないわ!みんな!逃げるわよ!」
走って逃げ切れるとでも思ってるの?
それに、何故か父からは嫌われていて、
母には愛されてはいるものの、
結局母も自分が一番大事。
昔の私はいつも、姉妹だけが、
本当に信用できる人だったんだなぁ。
昔から私は足が速かったみたいだから、
私だけなら、逃げきれそうだけど。
明莉「ぜー、ぜー、コケッきゃあっ!」
明莉が、転んだ。ここで、振り向かなければ
逃げきれたのに。
父「明莉っ!!今いくぞ!鬼!食べるなら、Aが良いぞ!Aは、稀血なんだ!うまいぞ!」
また、私を狙うように言う父。
でも、言われた通りに昔の私を
追いかけるわけがない。だって、すぐそばに
別の獲物がいるんだから。
「へへへっ、稀血は後で喰えば良い。ガブッ」
明莉「い"っ!!いだっ、お父さんっ、はやく、逃げて───」
明莉は、もうダメだろうな。
そして、今更前をむいて、走り出す父。
父も、以外に足が速かった。
すぐに鬼から差をつけて、逃げ切ろうと
するけれど。
足が速くなかった衣織は、
「ゲホッ、ゴホッ!もっ、もう、無理──」
体力の限界で倒れ、
「へへっ、ラッキー!ガブッ」
当たり前のように、衣織を喰った。
大好きな姉達を失い、
昔の私は泣きながら、走っているけど。
泣きながらだったら余計に疲れ、
すぐに転んでしまう。
「ヒッ!嫌、嫌だっ!死にたくないっ!」
「私のAに、傷をつけるなっ!」
昔の私にむかってきた鬼の攻撃を、
母がうけた。それも、太股に。
その傷をみた母は、痛みも忘れて泣く。
「あああっ!!!どうしましょうっ!!また、怒られる!A!あんたのせいよ!!」
こんな状況で、昔の私を叱る。
当然、そんなチャンスを鬼が逃すはずもない。
鬼「いただきまー…………ギャアッ!?」
母を食べる寸前で、かけつけたじいちゃんが
鬼の首を切った。
昔の私の目にうつるものは、
今の私でもわかる。
絶望。
多分、じいちゃんは昔から私に
優しかったんだと思うけど。
すぐに別の鬼を切りにむかってしまった。
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作者、シリアス下手くそすぎ………
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みかん - ソウさん 嬉しいです!コメントありがとうございます!よし。更新してきまーす! (2020年4月6日 12時) (レス) id: a03bb62dba (このIDを非表示/違反報告)
ソウ - 面白いお話ですね笑 まさか上弦と仲良くなるとは…笑 更新楽しみにしてます!頑張ってください!!(●´ω`●) (2020年4月6日 8時) (レス) id: 61b9d5a883 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みかん | 作成日時:2020年4月2日 20時