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知らない思い出 ページ20

夢主目線

起きてからだいぶたったのに、まだ

まわりがボヤけて見える。

頬が生暖かいモノで濡れている。涙?

何の夢をみたんだったっけ。

確か、じいちゃんがでてきて……

また、頭がズキズキし始めた。

痛い痛い痛い!!

どうして?思い出したらダメなの?

何か、掴めそうなのに。

無「A。大丈夫……じゃないよね。少し、落ち着こう。」

そうだ。師範の言うとおりだ……

落ち着いて、頭の痛みをひかせないと……

『無一郎。私、何を忘れてるのかなぁ……』

師範が知ってるわけないのに。

確か、両親がでてきて、私が殴られてたんだ。

私は、生まれたときから

じいちゃんとくらして、じいちゃんに

色々教わって。全部じいちゃんに

やってもらってたんだ。

両親との思い出は、一つもない。

さっきまで、夢の中にいたのに。

また、眠くなってきて。







気がついたら、知らない家の中にいた。


ここ、どこだろう。

私の体は透けてるし、壁をすり抜けることは

できるけど、さわれない。

ずっとここにいても仕方がないから、

少し、家の外に出てみたら。


「きゃー!あははっ、やめてよお姉ちゃん!ふふ、あははっ!」


「こら!逃げるでないぞ!妹よ!グハハハ!」


「あっ、もしかして、流行りのスーパーマンの悪いボスの真似?似てるじゃん!あはは!でも、私は正義のヒーロー!貴方を倒す!なーんてね!A!そこそこ似てると思わない?」


「えぇーっ!すごい!似てるっ!私もやりたーい!月に変わって、貴方をぶちのめす!あれ?ぶちのめすだったっけ?何か変!あはは!」


雪がつもってる中でも、楽しそうに

遊ぶ、三人の女の子。

そして、遠くから嬉しそうに微笑んでいる

綺麗な女性と、青い髪の綺麗な男性。

みんな会ったことがないのに

どこか懐かしさを感じる。

あの一番小さな女の子は、多分、私。

じゃあ、この人達は私の家族?

でも、こんな人達知らないよ。

こんな思い出、知らない。

オニハソト→←誰?



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みかん - ソウさん 嬉しいです!コメントありがとうございます!よし。更新してきまーす! (2020年4月6日 12時) (レス) id: a03bb62dba (このIDを非表示/違反報告)
ソウ - 面白いお話ですね笑 まさか上弦と仲良くなるとは…笑 更新楽しみにしてます!頑張ってください!!(●´ω`●) (2020年4月6日 8時) (レス) id: 61b9d5a883 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みかん | 作成日時:2020年4月2日 20時

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