じいちゃんとお館様 ページ18
夢主目線
今、お館様にじいちゃんの強さを
一応伝えておこう！と思って、
お館様のお屋敷に向かっているところです。
結構遠いんだよね！いい特訓になるよ。
全集中を続けながら走るのは、
ずいぶん前になれたし。
走ってるときに変なお兄さんに絡まれても
昔の師範を真似して目のハイライトを
なくしてみたら、逃げていくようになった。
私、かなり成長してるよね！
だって、もうお館様のとこについたし！
お館様に事前に連絡しておいたから、
待っていてくださる、と聞いたんだけど。
あ、ホントに座って待ってくれてる！
申し訳ない………！
『お館様！お待たせしてすみません。』
土下座してるからよく分かんないけど、
お館様、すごくニコニコしてる。
「いいよ。それで、話というのは？」
優しい！ありがとうございますぅっ！
『えっと、私のじいちゃんの事なのですが…』
かくかくしかじか……
刀鍛冶の里であった事を、お伝えした。
すると、お館様は急にこんなことを
聞いてきた。(失礼かな？)
「君の、おじいちゃんの名前はなんだったかな？」
え、じいちゃんの名前？
『霧野 虹月(ニカ)です。何か、ありましたか？』
それを聞いたとたん、お館様はあっ、と
声をもらした。ホントにどうしたんだろう？
「忘れていたよ。私は君のおじいちゃんに会ったことがある。それも、昔の友だ。」
えぇっ！？昔の友！？
じいちゃんからは何にも聞いてないよ！
教えてくれたらよかったのに！
「ところで、A。君は、自分の両親について、何か知っているかな？」
えっ、急に何？というか、両親？
『私は、物心ついた頃からじいちゃんと一緒にいたので…両親のことは、わかりません。』
ん？でも、確か、この髪の色は
じいちゃん→お父さん→私！という感じで
受け継がれている、と聞いたことが
あったような。
『あ、お館様。一つわかるなら、父は私と同じ髪の色をしていました。』
「ほぉ………。ありがとう、A。さがっていいよ。」
『はいっ、ありがとうございました。』
なんで、両親の事を聞いたんだろう？
いつか、わかるといいなぁ………
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みかん - ソウさん 嬉しいです！コメントありがとうございます！よし。更新してきまーす！ (2020年4月6日 12時) (
レス) id: a03bb62dba (このIDを非表示/違反報告)
ソウ - 面白いお話ですね笑 まさか上弦と仲良くなるとは…笑 更新楽しみにしてます！頑張ってください！！(●´ω｀●) (2020年4月6日 8時) (レス) id: 61b9d5a883 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかん | 作成日時：2020年4月2日 20時
