何故か霞柱様の継子に… 弐

追加設定&少しの番外編 ページ17

【じいちゃん】の設定。

［性別］もちろん、男。

［名前］霧野 虹月(ニカ)

［年齢］不明。年寄りなのに若く見える。

［容姿］美しいの一言。女にも見える。

［刀の色&使う呼吸］真っ黒の刀で虹の呼吸

［趣味］強い鬼を切ること。料理、園芸。

設定終了


番外編、無一郎と幼女

(刀鍛冶の里から帰った後と思ってお楽しみください。)

無一郎目線

僕は今、任務で来ていた浅草にいる。

任務はとっくに終わったけど。

目の前にいる、子供のせいで動きたいけど

動き出せない。

迷子みたいだけど、大泣きしてるんだよね。

いつもなら素通りするけれど、

Aが言ってた、

【人にした事は、巡りめぐって自分に
帰ってくる。】

この言葉が頭に浮かんできて。

もう、めんどくさいし、助けてあげよう。

『ねぇ、君。どうしたの？お母さんは？』

「お母さんっ、はぐれたっ！うぅぇーん！」

うわっ、うるさいなぁ。

『一緒に探してあげるから。泣かないでよ』

子供はパッと笑顔になる。

「いいの？ありがとう！お姉ちゃん！」

え、僕男なんだけど。

それからは、子供を肩車して

親を探してもらった。

「あっ、いた！お母さーん！」

「あっ、どこ行ってたの！？心配してたのよ！」

「えへへ、あのねー、」

あのお姉ちゃんが一緒に探してくれたの！と

僕に向かって、指差した。

「まぁ！そうだったんですか？ありがとうございました！」

母親は僕におじぎをして、あるものを手渡した。

「櫛です。よかったら、使ってください。」

そう言って彼女らはどこかへ行った。

僕、男だから使わないんだけど。

使わないのに、貰えたことと

あの子が笑顔になってたのが、嬉しかった。

この櫛は、Aにあげよう。

僕は少し遅れて、浅草を出た。

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