名前で呼んでよ。 ページ36
夢主目線
今日は、初めて師範とお出かけする日!
私は隊服をしまって、とても高価な
水色の着物を取り出す。
はじめてじいちゃんから貰ったもので、
とても高価だということは、じいちゃんが
行方不明になってから知った。
久々に着る着物に、胸が踊る。
小さな鞄の中にお財布とじいちゃんの
日記帳をいれて、師範を呼びに行こう・・・
としたけど、その必要はなかったみたい。
丁度よく、師範が呼びに来てくれた。
師範も隊服じゃなくて、綺麗な着物を
着ていて、見慣れない姿にドキッとする。
「いこっか。」
師範が自然に手をつないできて、
またまたドキッとする。
『師範、「無一郎。」え?』
「今日くらい、[師範]じゃなくて、名前で呼んでよ。」
名前・・・・無一郎?
ちょっと恥ずかしい////
『むい、無一郎君・・・・?』
覚悟して呼んでみると、
しは・・・間違えた。無一郎君は
嬉しそうに微笑んで、歩き出す。
何処に向かってるんだろう?
行き先は言われていないから、余計に
わくわくしてしまう。
少し歩いてついたのは、とても綺麗な甘味処。
「ここ、最近できたらしいんだ。はじめてここに来たとき、次に行くときはAと行きたいって思って。」
私と、来たい・・・・!?
『嬉しい・・・!無一郎、ありがとう!』
本当に嬉しくて、敬語も君付けも忘れてた。
『ごっ、ごめん!本当に嬉しくて、つい…』
無一郎君の方を見たら、真っ赤な顔があって。
可愛いって思っちゃった。
無「もう…これからもずっとそう呼んで。タメ口で。」
『わかった!ありがとう!』
すっかり忘れてたけど、少し遅れて
お店の中に入った。
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みかん - るるっちさん、ありがとうございます!漢字が分からなくて他の小説の漢字を持ってきてたので、助かりました。そしてごめんなさい!面白いって言ってもらえて、本当に嬉しいです! (2020年3月30日 17時) (レス) id: a03bb62dba (このIDを非表示/違反報告)
るるっち(プロフ) - 蜜漓→蜜璃だと思います!面白かったです、更新待ってます (2020年3月30日 14時) (レス) id: afb11e2449 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 夢世_yumese_さん ありがとうございます!直しました。 (2020年3月27日 10時) (レス) id: a03bb62dba (このIDを非表示/違反報告)
みかん - リクエストお待ちしてます! (2020年3月25日 13時) (レス) id: a03bb62dba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みかん | 作成日時:2020年3月25日 12時