何故か霞柱様の継子に…

お布団の中で ページ20

夢主目線

そろそろ、霞が戻って来る頃だと思うけど……

霞「ウワァ！ナニ！？ヤメロイ！」

霞の声！？まさか、部屋のなかに鬼が！？

何も考えずに、師範の部屋のふすまを

バーン！と、開けた。え、やだ、かわいい。

熟睡してる師範と、

師範に抱き締められてる霞。

霞。そこ代わりなさい。

あ、いけない。霞を助けてあげないと。

ホントは生け捕りにして食べたいくらい

羨ましいけど、大事な仲間だもんね。

霞を助けるためにかすみ引っ張っていると、

手首がぐいっと引っ張られて、

気付けば師範の腕のなかにいた。

うわぁ近い近い！師範、寝ながら

すごい(嬉しい)ことしてくれるじゃん////

近くで見たら、憎たらしいくらい

綺麗な顔。うらやましいっ！

あ、これじゃただの変質者だ。

起こしてあげないとだよね！クソッ！

『師範、師範！起きてください〜！今日は稽古の約束ですよ！』

大きな声で言ったら、起きる・・・よね？

シーン。起きる気配がないのだか。

起きない！こうなったら布団から

無理矢理で出てやる！師範は大好きだけど、

ずっとこうしてる訳にはいかない！

出るために布団でモゾモゾすると、

師範の腕の力が強くなった。何故！？

無「いかないで・・・・。」

師範がポツリと呟いた。

もういいよ。私の負けだ・・・・

師範にかわいさで勝てる人なんて、

この世に存在しないよね。可愛いは正義。

師範が起きるまで待つしかないか・・・

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