Red love.【JM】 (ページ4)

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アイドルみたいページ4

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JM「…でね〜、その子ね、『一目惚れしました!』って言ったんだよ。僕はA一筋なのに!!」

『そーかいそーかいよかたねー(棒』

コイツ、クソダルい。

昼もそうだったけど、よくついてくる。…ヒヨコみたいだ。

転校初日からカリスマ性溢れるオーラを発揮し、気付けば学校の中心人物。周りにはずっと人がいて、男女問わず目がハートになっていた。

あと、ジミン談によると今日だけで告白された回数15回。そしてフった回数13回で、キープした回数2回。…は？

JM「でもねでもね、僕はAがいてくれたら良いんだよ。あ、テヒョナも!!2人共大好きだな〜」

そんな人気者でも、帰り道はなんと私と同じ。てかこの人同じ道だったんだ。いつも1人だったし、それは嬉しいかも。

JM「家もAの為に引っ越したんだよ？」

嘘、シンプルにキモい。

『てかアンタ、何で私のこと好きなの？…会ったこと、ある？』

ずっと聞きたかったことを今聞いてみると、細めな目を少し開けたジミン。

次に残念そうな顔をして、溜息と共に言葉を口にした。

JM「ううん。いいの。敬語からタメ口になれたことでも大きな進歩!!しかも一緒に帰れてる!!これって最早結婚までいくストーリーでは…？」

『マジ黙れ』

そんな私達の間を、秋らしく紅葉(もみじ)が通り過ぎた。