軌道修正 ページ26
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JM「なんて美しいんだ…。是非僕の花嫁になって欲しい」
物語も終盤。眠っている白雪姫への愛の言葉をジミンが呟く。そしてその言葉に周りの女子が悶る。
しかし、この言葉の向いてる方向は姫、つまりテヒョンなのだ。ちょっと悲しいっすね。
「でも王子様!!白雪はもう寝たままで…」
よし。小人2の台詞、確認しました。A、行きます。
『…そうよ。もう白雪は死んだの。私が、殺したの』
とりま圧かけとけばなんとかなる。堂々とジミンの前に立ってやった。
JM「なんでですか?」
『…はい?』
JM「なんで、白雪姫を殺したんですか?」
ジミンが純粋無垢な瞳で私をとらえる。そして近づいて来たかと思うと、私が被っていたフードを下ろした。
…これ、まさかのアドリブやで。
『私よりも、美しかったからよ。妬ましかったの』
JM「へぇ…」
ジミンは一拍置いて、こう告げた。
JM「僕には、貴方の方が美しく見えますけど?」
周りの時間が止まる。ジミンは、真っ直ぐに私を見ていた。
…少し心臓が締まったけど、その感じもすぐに収まる。
この話、元に戻さないとマズいことになるヤツや。テヒョンのためにも、私のためにも、周りのためにも。
これは、使命だな。
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作者名:ふらいどぽてとクン | 作成日時:2021年10月10日 0時