Red love.【JM】 (ページ15)

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言い表すには【TH】ページ15

まず最初に。

俺は多分、恋をしている。

それはもう絶対的に叶わなくて、叶えようともできないような恋。

隣で笑ってくれるあの子は、気付いてるのかな？

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『ジミナはAのどんなトコが好きなの？』

体育終わりの更衣室。騒がしい声の中に、俺の声が混じる。

JM「え〜？存在全部かなぁ〜」

なんて言ってニコニコするのは、俺の新しい友達、ジミナ。

“好き”を全面的に出せるジミナは、憧れるかも。

JM「もちろんテヒョナも大好きだよ〜」

『…そう？イヒヒ、ありがと』

人懐っこくて可愛さが溢れるコイツは、俺とはちょっとタイプが違ってる。

Aのタイプは、どっちなんだろ。

JM「あ、そうそう。今度Aん家に遊びに行かない？グガも可愛くってね…」

俺は多分負ける。それはもう超高確率で。

でも、A本人が幸せなら、ジミナ本人が幸せなら、それでいいかもしれない。

どちらが先かは分かんないけど、Aのことはジミナよりも知ってるつもり。

だからA。

どっちを選んでも、俺は君を受け入れるよ。