アイシテル？ (ページ48)

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それから、リスナーさんに会って緊張したこと
相馬さんとへきほーに宣言した内容
いままでのこと、これからのこと、自分が思ったこと全部話をした

あとね、それからね、って
あまりにも私が話すから

まだあんのかよって、ジンくんは笑った

おまけ

俺を探しにラブホ街にきた
そんな話をした律

勝手に男だと勘違いしてムカついてたのが
すげー恥ずかしくなった

「つか、俺の行きそうなとこがラブホ街ってどーなのよ」

ソファに寄っ掛かり、床に座って携帯をいじる俺

『違う、シバタンヌのお告げ』

ソファに寝っ転がって携帯をいじる律

「え、なに、シバタンヌって」

律は、電話口でしばゆーに言われた言葉を
俺にそのまま話す

その内容を聞いた俺は
ありえなさと、単純すぎる律の行動に
思わず吹き出した

『私その時どこにいるか教えてないし、絶対適当だと思ったけど、信じてみようと思った』

適当に言ったしばゆーの勘もすごいけど
信じるお前もお前だぞ

『てか、女の人といたんじゃないの？』

そういえばそんなこと言ったな

言った時はもう既に別れたあとだったけど
むしゃくしゃしてたから適当な言い訳をした

そしたら、泣きそうな顔して
わかったって電話を切るから

… … … なんて言わないけどな

「んー、気分じゃなくなった」

ま、本当のことだし

律は、ふーんと言って
ゴロンッとうつ伏せになると
俺の髪の毛を触る

『今度は黒ですか』

「黒ですね」

『ふーん』

「なんだよ」

『すき』

髪色がって言えよ

「お前それ、俺以外だったら勘違いするぞ」

『… … …』

「おい」

『… … …』

返事がない

振り返ると、
スー、スー、と寝息を立てる律

はあーーーー、と長いため息をついて
頭をガシガシと掻く

「困ったお姫さんだよまったく」