アイシテル？ (ページ5)

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そんな他愛もないやり取りをしていると
ずっと黙っていたマホトが口を開いた

マ「ジン、ついて行ってやれ」

ジ「はー…言うと思った」

マホトが黙り込んで考えていた様子をみていたのか
火種を灰皿に押し付けながら、ため息混じりに最後の煙を吐く

マ「俺が行きたいのは山々だけど明日大事な撮影なんだよ」

『いや待って待って！1人で行けるから！』

相馬さんとへきほーは明日絶対活動できないってわかっててジンくん選んでるのも、マホトが過保護すぎるのもわかるけど
ジンくんと一緒なんてありえない、無理！
終始バカにされて、悪態つかれて、せっかくの楽しみが潰されてしまう！そんなの嫌！

カ「おお、ジンくんがついていくなら安心やわ」

マ「な、律、俺はお前が心配なんだよ」

頬を両手で包まれ、子犬みたいな顔で
わたしを見つめてくる
こうなったらもう逆らえない
反則すぎやしませんか、親方

『う、ん…わかった』

マホトは満足そうに微笑んだ

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あのあと、マホトとカイちゃんは用事があるからって
颯爽と帰っていった
わたしはお風呂に入り、髪も乾かさずリビングでテレビを見ていた

ジ「髪くらい乾かせよ」

『ジンくんは服きてくださーい」

わたしの後お風呂へ入ったジンくんが上がってきた
ペットボトルのお茶を飲みながらわたしの隣に腰掛ける｜