アイシテル？ (ページ4)

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ほら！しっかり歩け！と相馬さんを運んでいく親方の背中を見つめながら
あんなに華奢なのに、力あるんだなあと感動する
過去に酔って暴走したへきほーを沈めた時も
へきほーより全然小柄なのに、すごい、めちゃめちゃかっこいいと思った
私が怖くてキッチンに隠れてたら
「もう大丈夫」って、優しく頭撫でてくれたっけ

今日も困ってたらタイミングよく現れて
王子様みたい。。。

なんて乙女フィルター全開で、ニヤついていると

ジ「何ニヤついてんの怖っ」

というジンくんの言葉で現実に戻された

先ほどと声のする方向が違う
振り向くと、いつのまにか換気扇の下に移動して
タバコに火をつけるジンくん

『うるさいバカ嫌い』

ジ「ふはっ」

くしゃくしゃっと笑うジンくん

『あ、そうだ明日から3日間くらい岡崎行ってくる』

今日、東海オンエアのてっちゃんから突然ラインがきた
内容は、集合ー！と一言だけ
さしずめ、集合ー！と言ったらいったい何人来るのか！？みたいな企画かなーと思いつつも
6人に会えるのをとても楽しみにしている

マ「へぇ～、お前が一人で岡崎なんて珍しいな！あいつらか！」

酔っ払い二人を片付け終わったマホトとカイちゃんが
リビングに戻ってきた
2人にありがとう～と両手を合わせると、マホトがくしゃくしゃと頭を撫でてくれた
はぁ、癒しすぎる

なにか2人に飲み物を、と
冷蔵庫に向かいながら話の続きをする

『てっちゃんから集合ー！ってラインきたの』

ジ「へぇ、」

冷蔵庫を開けようとしたわたしに
ジンくんはふーっと煙を吐いてきた

『ばーかうざ！！』

ジンくんのすぐ後ろが冷蔵庫だからね
確信犯

ジンくんからタバコを取り上げ
一口吸い、顔に吹きかけてやった
ジンくんは煙たそうに眉をひそめるけど
すぐ余裕そうに笑う、ムカつく
そうやってすぐ人をからかうんだから

カ「律ちゃん、タバコ吸うんやね」

『普段は吸わないよ』

タバコはたまーに本当たまーに吸う
普段は吸わない、においつくし
好き好んで吸ってる訳ではないから

カ「やけど、律ちゃん1人で大丈夫やの？危ない奴らやないけど、一応男やで？」

『大丈夫だよー、マホトの信頼する人達だし、カイちゃんが言うようにそういう人たちじゃないし』

カ「けどなぁ、あんた女の子やねんからもうちょっと気ぃつけなさい！」

『あははっ、ありがとう大阪のおばちゃん』

カ「そうそう今日も飴ちゃんなめるか？って誰がおばちゃんやねん！」