アイシテル？ (ページ30)

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ドッキリページ30

あれから、岡崎で過ごす楽しい日々は過ぎ
あっという間に東京へ帰る日が来てしまった

東海オンエアのみんなはたくさんお土産を持たせてくれて

今度は俺らが行くからねー！って
言って駅まで送ってくれた

名残惜しさはめちゃめちゃあったけど
また会える日を楽しみに泣く泣く東京へ帰ったのである

そして、帰ってきてから数週間が経った頃

『金色？』

ジ「ブロンド」

『同じでしょ、似合わないね』

ジ「俺は似合うと思う」

頻繁に変わるジンくんの髪色が
今度は金色になって帰ってきた

『綺麗な髪色見せに、おねーさんたちの所行かないの？』

ジ「なに、嫉妬？」

そう言うと、吸っていたタバコの煙をわざわざこちらに吐いてきた

『おめでたい人だね』

なんて、悪態ついてやった

今日はジンくんとわたし以外家に誰もいない
相馬さんは、どこか出かけたし
へきほーはあんでぃとデート

へきほーがいない日は、本チャン、サブチャンに関わらず私が編集をする

最初は、家に私しかいなかったから
リビングで編集してたのに

この男、カワグチジンは帰ってきたのだ

撮影以外で出かけるとしたら、みんないつも遅くまで帰ってこないから
今日は1人だ、やった～とか思ってたのに！

ジ「ねえもしかして、俺が撮影以外で出かけた日は
だいたい女だと思ってる？」

『うん』

ひでえな～、なんていいながら
わたしの足を退けて、ソファに座った

わたし座っていいなんて許可してないんですけど

ムカついたから、退けられた足を
ジンくんの足にのっけ直した

ジ「そう言えばお前、ネイルとかしないの？」

のっけられた足に指を絡めるジンくん
ちょっとくすぐったい

『うーん…』

ピンポーン

こんな時間に誰だろう

時刻は午前一時
玄関前の映像を確認すると
そこにはマホトが立っていた

『マホトだ』

ソファから立ち上がり
玄関の鍵を開けに行く

ネイルかー

今度行ってこようかなーなんて思いながら
玄関を開けると
目の前の男は倒れるように覆いかぶさってきた

『え、ちょっ、』

ドサッ…

マホトからはアルコール、タバコ、混ざり合った香水の匂いがする