アイシテル？ (ページ29)

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ジ「来て」

すると、立ち上がって私の服を引っ張るジンくん
ソファがある方へ移動し
そして、床に座るよう指示された

ジ「待ってろ」

少し待つと、ドライヤーを持って現れた
髪へ丁寧にトリートメントを浸透させて行く
そしてドライヤーのスイッチを押した

髪に触れる指先の優しさは
まるで、
大丈夫、気にすんな
って言ってるみたい

こんな解釈、都合よすぎかな

ジ「～♩～♩～♩」

あ、歌ってる

ドライヤーの音でほとんど聞こえないけれど
とぎれとぎれでもわかる、私の好きな歌だ

歌に乗って体をゆらゆらさせると
じっとしてろって頭を固定される
なんだかそのやりとりが楽しくて、何回もしたくなっちゃう

心地いいなあ

ゆ「……なんか、あの2人いいね」

虫「気にすんなって言えばいいのに、わざわざあんな伝え方するなんて
ジンくんも回りくどいというか、素直じゃないというか」

て「あれって、もうお互い好きでもおかしくなくねぇ～？？」

り「バカだなあてつや、あの2人はきっとそういうんじゃないんだよ」

おまけ

『そういえば、記憶なくなるまで飲んだのに
全然二日酔いじゃない』

て「ジンくんがヘパ●ーゼ飲ませてくれてたよ～」

『え、そうなの？どうやって？』

ジ「口移し」

『えぇ…今時口移しとかあり？しんど…』

ジ「嘘に決まってんだろばーか」

『逆に嘘じゃなかったら、もうショックでお嫁行けないわ』

ジ「俺がもらってやるよ」

『無理、もっとしんどい』