アイシテル？ (ページ25)

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『みんなー！絶対勝つからね！』

そういいつつ、私も結構やばい
ジンくん、酔ってるには酔ってるけどまだまだ余裕そう

そんなことを考えていると、次のお酒が運ばれてきた

一口含むと、一気に視界が回る

『律、一旦休憩入りまーす』

虫「はい、律さん休憩入りまーす」

ジ「ふはっ、あいつ相当きてるぞ」

外の空気吸ってこよう
ふらふらした足取りで襖を開ける
復活しかけのてつやが視界に入ったので
無理やり引っ張って外に連れ出した

外に出ると、夜風が冷たくて
少し酔いが覚めた気がした

て「んん～、飲みすぎたーーー
律そんなに飲んで大丈夫なん？」

てつやは、喫煙所のベンチに腰掛けタバコに火をつける

『大丈夫、、、てっちゃん私にもちょうだい』

え！吸うの！？と言わんばかりに、驚いた顔をしたてつや
箱から1本取り出して、渡してくれた
私が喫煙者だと知る人は、仲間家の人たちくらいだろう

『たまーーーに吸いたくなる、たまーにね』

タバコに火をつけ、1口吸う
ふーっと煙を吐くと
メンソールが鼻を通り抜ける

けほっと少しむせて

また、一口吸う

『ねえてっちゃん』

て「てっちゃん！？待って律、相当酔ってない！？
いつもみたいにてつやって言ってごらん！！！」

あれ、タバコってこんなに頭ぐらぐらしたっけ

『なんか、さっきより頭ぐらぐらする…』

て「もしかして…タバコ吸うと酔い回るの早くなるって知らなかった…？？」

まだ吸い終わってないタバコを灰皿に押し付け
立ち上がり、お店の扉を開ける

『ん、戻る…グスッ』

えええええええ！！というてつやの声を背後に
先ほどよりさらにふらついた足取りで、部屋へ戻る

虫「おかえりー、みんな律が戻ってくるの待ってたよ～」

もはや虫さんの声など聞こえない
ふらふらとジンくんの方へ歩いて行く

ゆ「おーい、律ちゃん大丈夫～？？」

ジ「おいおい、酔っ払いすぎてどうにかなっちまったかあ～？？」

ジンくんの前には、空いたグラスが２つ
私たちが外に行っている間に飲んだのであろう
先ほどより酔いが回って、テンションが高い

と、そこにてつやが走って戻ってきた

て「ジンくん！その子危ない！！！！」

時すでに遅し
私はジンくんの前に座り込み
ポロポロと涙をこぼす

『っう、ひっく、、う、うぅっ、』