ニャンコ系女子

ニャンコが三匹 ページ4

夜久side






貴「あ、先輩だぁ〜！」




廊下で目があうと何時もそう言って手を振ってくる。




で、




貴「今日も小さいですね〜！」




夜「お前、目があうたびにデッケェ声で人の心を抉るようなこと言うんじゃねぇよ！」←





貴「え？」




夜「自覚なしかよ！？」←





貴「やだ、夜久さん、こわぁい！」





キャッキャッと楽しそうに飛び跳ねるフウカ。





夜「たく…。」




相変わらずだな、うちのマネージャーは。





貴「先輩、ばいばーい！」






ひとしきり笑った後、手を振って、




友達と一緒に廊下を歩いて行った。





・





・



「なぁ、あの子さ、マネージャーだろ？」






一緒にいた男子が聞いてきた。







夜「そうだけど、なに？」






「いや、可愛くね？ちょっとさ、今度紹介…((ドン！！！」←






其奴が言い終わる前に






壁をドンッと力任せに叩いて黙らせる。






夜「……なんか、言ったか？」






「い、いえ何も！？」←





夜「そっかー！ならいいわ。あ、教室戻ろうぜ。」←





「お、おう。」←






夜「(うちのマネにちょっかい出そうとか100万年早いんだよ。)」






貴「(ヘクション！)」





貴「(ん〜、風邪かな？？)」

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