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やっちゃったなー。
そう思っても、さっきの事は無かったことにはならない。
つい、アイドルの深澤辰哉を出してしまった。
これは肩書きに頼ろうとするただのダサいやつ。
でもさっきの、目をまん丸にさせたAちゃんの顔が脳裏に焼き付いて離れない。
人並み、いやそれ以上に恋愛経験はしているつもり。
この歳だし、どういうものが恋愛感情なのかは分かる。
だからこそ、一目惚れのような感情に焦る。
(ゲームの話とかするのが楽しかっただけなはずなんだけどな……)
きっとそうに違いないと、俺はそれ以上考えるのを止めた。
しばらくゲームをして、気がつくとすっかり日付けが変わっていた。
外の空気でも吸おうかと、ベランダに出て思いきり息を吸い込んだ。
すると、微かに隣のベランダから物音が聞こえ人の気配を感じた。
「……Aちゃん？」
近所を配慮して小さな声で名前を呼ぶと、同じくらいの声量で俺の名前を呼ぶ声が聞こえた。
「まだ起きてたんだ」
「うん、アプリのイベントで周回中なの」
そう言うと、Aちゃんは小さく欠伸をした。
パーテーション越しで顔が見えない分、Aちゃんの声がクリアに届いてくる気がした。
「深澤くんも起きてたんだね」
「うん、俺もずっとゲームしてた」
一緒だね、なんてクスクス笑い合うのがなんかくすぐったくて、ムズムズする。
「明日……ってもう今日か。仕事休みなの？」
「うん。だからここぞとばかりに夜更かししてる」
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小袖(プロフ) - 爆きゅんしました( ; ; )♡ (2023年1月18日 18時) (
レス) @page37 id: 086580d8cf (このIDを非表示/違反報告)
六花(プロフ) - センさん» 応援ありがとうございます！マイペースになりますが更新楽しみにしていただけたらと思います！ (2022年12月17日 11時) (レス) id: 8a1fff5847 (このIDを非表示/違反報告)
セン(プロフ) - このお話めちゃくちゃ大好きです！これからもひっそりと応援しています。更新お疲れ様です。 (2022年12月16日 23時) (レス) @page37 id: 4a7d47f0c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：六花 | 作成日時：2022年11月23日 19時
