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「うわぁ美味しいですね」
よほど美味しかったのか、笑顔でどんどん麺をすする彼女。
こんなに美味しそうに食べてくれると、本当に気持ちいいし好感が持てる。
そういえば、食事中はマスクを外しているけど俺の事気がついてないのかな。
「テレビとか普段見ない感じですか？」
「え、テレビですか？ あー……、あんまりですね。それよりYouTubeとか見たり、基本ゲームしてるんで」
ゲームするんだと、俺は思わずそこに反応した。
「俺もゲームめっちゃしますよ」
「え、マジですか！ 私最近これにハマってて……」
それから彼女が最近買ったゲームとか、お互いハマりこんでるゲームとかの話に花が咲いた。
彼女は俺があまりしないオンラインゲームに今ハマっているらしい。
そしてそんな話の流れから、彼女が俺と同い年ということも判明した。
お互いタメ語で話し始めた頃には、家の前に到着していた。
「結局奢ってもらっちゃって……」
「いいのいいの。俺、女の人に奢られるの苦手だから」
これは本当だから気にしないで欲しい。
「じゃあご馳走様です。ありがとう」
彼女もようやく折れてくれたみたいで、お礼を言ってくる。
「じゃあAちゃん、またね」
「えっ！！ なんで私の名前知ってるの！？」
そんなの、ドアノブに掛けてたお菓子たちと一緒に、フルネームで名前書いてたから分かるわけで。
それを伝えると、「あ、そうだった」と笑い始める。
「そういえばこんなに話したのに名前聞いてなかった」
名乗るの忘れてたけど、名乗ったらさすがに気づかれちゃうかな。
「深澤辰哉」
「深澤くん、今日はありがとう」
あら、これは全く気づいてないパターン。
彼女は本当にテレビに疎いらしい。
またゆっくり話せたらいいな、なんて思いながら自分の家の玄関の戸を開けた。
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小袖(プロフ) - 爆きゅんしました( ; ; )♡ (2023年1月18日 18時) (
レス) @page37 id: 086580d8cf (このIDを非表示/違反報告)
六花(プロフ) - センさん» 応援ありがとうございます！マイペースになりますが更新楽しみにしていただけたらと思います！ (2022年12月17日 11時) (レス) id: 8a1fff5847 (このIDを非表示/違反報告)
セン(プロフ) - このお話めちゃくちゃ大好きです！これからもひっそりと応援しています。更新お疲れ様です。 (2022年12月16日 23時) (レス) @page37 id: 4a7d47f0c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：六花 | 作成日時：2022年11月23日 19時
