素の青春！ (ページ30)

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#．ページ30

iw「なるほどな。それもそうだわ。」
mm「？？…なんでっすか？」
iw「聞いてない？生徒会所属の生徒の安全はほかの生徒よりもしっかり保障されてるんだよ。」
dt「そっか。忘れてたよ。」
ab「確かに安全だね。」
fk「そu…

そう。こんなに緩い学校でも、生徒会に関する校則は結構厳しい。
今Aちゃんは一般生徒だから何か自分に害があっても、
本人が学校に報告してしっかり調査してから会長と校長が処分を決める。
それに比べて生徒会は、まず生徒会バッチにカメラが入ってて、それを直接会長達に報告できるから早いし処分が重くなる。
一般生徒と不平等だけど、この学校をまとめ上げて、なお且つ仕事の多い生徒会は学校側からの感謝として代々優遇されてきたんだ。
だから生徒会に入れるのは前期生徒会が選んだ特待生だけなんだよ。

nb「…お前急に喋りだしたと思ったら、めっちゃ説明すんじゃん。」
sk「にゃは！やっときた佐久間さんのターンだからいっぱい喋っちゃった！！」
dt「ふっかがいじけちゃったじゃん。」
fk「俺のセリフだったのに…泣」
sk「ふっかぁ、ごめんんん！！！」
mm「でも分かりやすかったです。確かにこれなら今よりずっと安全っすね。」
kj「そうやねん！Aも前みたいな明るい子に戻るんちゃうかなって！」
ab「まぁでも一番はAちゃんが入りたいかどうかだよね。」
dt「そうだね。」

＿＿＿…

そして今日、

『…ちょっと時間欲しい…です。』

Aちゃんから返ってきたのは限りなくNOに近い曖昧なものだった。

｢｢・・・｣｣
kj「…み、みんなごめんなぁ！Aまだそこまでの心の準備はできてなかったみたいやわ…！」
fk「康二…」
ru「そりゃ、急には決めれないよね…」

俺には分かるよ。Aちゃん。
分かんないんだよね。
自分がどうしたいのか。自分の気持ちが分かんないんだよね。
やっぱりAちゃんは昔の俺に似てる。
俺が救ってあげなきゃ。

sk「佐久間さんトイレ行ってくるでやんす！！」
iw「今かよ！w」
nb「タイミング…wwww」
sk「だって、ずっと我慢してたんだもん！限界！！！！」
fk「行ってこい行ってこいw」

ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ
どこ行ったんだろう…

fk「佐久間！」
sk「およよ？ふっか？」
fk「Aちゃんのとこ行くんなら、ちゃんと連れ戻して来いよ？俺は部屋の雰囲気どうにかしとくから！わら」
sk「？！」

こいつにはほんと…
sk「かなわねぇなぁw」
fk「頼んだぞ。」
sk「任せろ！！」