#青春１３ ページ19
『疲れた…』
何とか初日乗り切った。
初日でこんなにくたばるかね、普通。
よりによって一番関わりたくないと思ってた村上くんと目黒くんと席隣やし、
中学生の時に東京に引っ越した康ちゃんと同姓同名の人がおる。
そんな訳ないのにないのに、もしかしたら会えるかもとか
『アホみたいや…』
ｺﾝｺﾝｯ
?「A？入るで?」
『はーい…どうしたん？大ちゃん』
dg「A〜って、あんたほんまにその恰好で行ったん！？」
『そうやで。めっちゃ目立ったわ。。』
dg「そらそうやろ…まだ怖いか？」
『…うん。まだ無理かな…』
dg「そっか。じゃあ学校では誰とも話さず？」
『それが2人話しかけてくれた子がおった。』
dg「！！！ほんまか！何ちゃんって子なんや？！何て話しかけてくれたん？！」
『大ちゃん落ち着いてやww村上くんって子と目黒くんって子。』
dg「男？！」
『うん。席が隣になってよろしくって。』
dg「へぇ、、そんな恰好してても話しかけてくれるんやなぁ…」
『その通りやけど失礼やな。。』
その後も、大ちゃんと喋ってたら疲れなんか忘れてて、いつの間にか晩ご飯の時間になってた。
さすが大ちゃんやなぁ。
『あ、そうそう。大ちゃんに聞いて欲しいことがあるねんけどさ。』
dg「ん〜？」
大ちゃんなら分かるかなって思ったから、忘れんうちに言っとかないと。
『高校でさ、2年生の先輩に康ちゃんと同姓同名の人がおってん。』
dg「…は？康ちゃんって向井康二？」
『そうそう。めちゃめちゃ人気者の集りみたいな生徒会に入ってて、人に囲まれてたから顔は見てないねんけどな。大ちゃん何聞いてない？』
dg「いや、、何も…」
『そっかぁ、じゃあやっぱり人違いやったんかなぁ。』
dg「…。」
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作者名：紫音 | 作成日時：2020年5月8日 21時
