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story35 ページ35

Aside



今日はオペの日
この日のために何度も頭でシュミレーションしてきた。
そして今は不安と楽しみが入り混じってる




知念「じゃあ今からCV入れるよ」


A「はーい……イタッ」


知念「もう痛くないよ。…カテ固定するよ〜」




首の所に針を刺された瞬間に少し痛みを感じ
体がビクッ っとなったけど
優秀な手付きでカテーテルを入れてくれたおかげで
その後は痛みを感じなかった



知念「よし。…それで体調はどう?」

A「この通り、元気です!」


知念「ちょっと、まだ処置中なんだから
  動かないでくれる?」


A「あ〜ごめんなさい。」




無駄口を叩けるぐらいの体力はあるし
不整脈を抑える強い薬を打ってるから
体が軽くて、いつもより動ける





それから軽く診察をしてもらって
オペ室に行く許可を貰う






知念「まぁ。大丈夫だと思うよ。
  でも、これはあくまで薬の力で
  体調が良くなってるだけだから。
  薬が切れると、いつ不整脈を起こすか
  わからない体だって言うのは」




A「分かってます!
  なんか説教されてるみたい(笑)」



知念「僕でよければいつでもするよ」



A「大丈夫です…(苦笑)あははは」





脅しなのか、本気なのか分からないぐらいの
冷静な話し方だった

多分私、呆れられてるんだろうな…(笑)


そんな事を考えながら
オペ室に行く準備をしていた






知念「怖い?」



A「へ?…あ、あぁ知念先生の言い方には
  慣れたから怖くないですよ〜」




知念「そうじゃなくて。執刀することだよ。」


A「…え?怖くなんか」






知念「手、震えてるよ」






A「これは…その」






言われた通り、

もし、倒れてオペに支障をだしたら
そう考えると不安で怖かった。

でも、自分自身を弱気にさせたくなくなかったから
必死に理由を探して、私は嘘をつこうとしていた








知念「そんな心配しなくてもいいんじゃない?」




A「え?」






知念「僕が絶対、
  執刀することだけに集中させてあげるから
  いつも通りにすればいいんだよ。」








A「知念先生…」






嬉しかった。
流石観察力が優れていて誤魔化すことは
出来なかったけど、
安心できる言葉を言ってもらって
心が軽くなった



それから私はオペ室に向かい
準備を始め出した

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もえ(プロフ) - この作品すごく好きで愛読してます♡次の投稿楽しみにしています! (2023年3月28日 20時) (レス) @page16 id: 67ef1d1bfc (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - お話の13〜16がないです。不快に思ったらごめんなさい (2023年3月5日 17時) (レス) id: 5bc0c871e7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - この作品めっちゃ大好き💗🫶🏻次の更新楽しみ(^ ̳>𖥦< ̳^) (2023年3月3日 21時) (レス) id: 5bc0c871e7 (このIDを非表示/違反報告)
海音(プロフ) - 初めまして!楽しみに読ませてもらってます!更新頑張ってください! (2023年2月26日 3時) (レス) @page12 id: 81ae4687cc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mechan0204 | 作成日時:2023年1月28日 0時

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