story25 ページ25
your side
病室の外に出ると
ドアの横にもたれ掛かるように
涼介が立っていた
A「なに？わざわざお出迎え？」
涼介「A、話がしたい。」
A「話すことなんかないわ。…ｯｯｯ」
涼介「おい！…無茶しやがって」
A「は…？やめてよ…ｯｯｩ」
長時間の立ち仕事は
今の自分の体力では当然こなす事は出来ず
私は抵抗する力もなく、涼介に抱かれ
医局へと戻ってきた
裕翔「A先生！大丈夫ですか！？」
涼介「酸素投与してモニターと点滴繋げるぞ」
裕翔「はい！」
涼介「なんでこんな無茶するんだ…」
A「痛っ…針の角度わざと痛くしたでしょ」
涼介「これくらいが今のAにはちょうど良い」
涼介は呆れて怒ってる感を顔と態度に出しながら
正確で素早い処置をしてくれた
針の角度わざと痛くしたのは根に持つけど…。
A「…はぁ…ｯｯｯ…はぁ」
裕翔「先生、酸素5ℓ入れても
spo2、85から上がりません…」
涼介「A酸素マスクに切り替えるぞ？」
A「…うん。」
はっきりと言って、ものすごく辛い
息を吸っても酸素が行き届いてない感じが
凄くするし、もう嫌。
無意識に辛さからなのか涙まで出てきてしまった
涼介「A、俺の話を聞いてくれるか？」
A「…なに？」
涼介「俺はAに生きてて欲しいと思ってる。
ずっと医者を続けて欲しいと思ってる。
それからずっと俺の側に居て欲しいと思ってる。」
さっきまで怒っていた表情とは打って変わって
真剣な眼差しで言ってきた
そんな涼介に私は少し動揺してしまった
涼介「A、手術受けてくれないか？」
もちろん、すぐに答えなんか出せなかった
私には私なりの考えがあるし。
私は黙って涼介からの視線を逸らしていた
でも、
心の辛さ、しんどさから解放されたい自分が居て
気づけば、私は手術を受けたくない理由を
窓の外を見ながら話し出していた
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もえ(プロフ) - この作品すごく好きで愛読してます♡次の投稿楽しみにしています！ (2023年3月28日 20時) (
レス) @page16 id: 67ef1d1bfc (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - お話の13〜16がないです。不快に思ったらごめんなさい (2023年3月5日 17時) (レス) id: 5bc0c871e7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - この作品めっちゃ大好き💗🫶🏻次の更新楽しみ(^ ̳>𖥦< ̳^) (2023年3月3日 21時) (レス) id: 5bc0c871e7 (このIDを非表示/違反報告)
海音(プロフ) - 初めまして！楽しみに読ませてもらってます！更新頑張ってください！ (2023年2月26日 3時) (レス) @page12 id: 81ae4687cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mechan0204 | 作成日時：2023年1月28日 0時
