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涼介side
あれから1時間ほど経った時、
慧が検査結果の紙を持って待合室に来た
涼介「…慧!どうだった?」
慧 「これ見て…。」
検査結果を見た時怒りが湧いてきた
この怒りはもちろんAに対して
『どうゆうことなんだ』と
苛立ちの怒りでもあるけれど、
そんなことよりも自分に対しての怒りの方が
大きかった…。
慧 「今は落ち着いててICUに居る。
侑李も泣き疲れて寝てしまってるから
1回家に帰って休んで。明日日勤でしょ?」
涼介「俺は残る…。侑李と慧で家に帰って休めよ」
正直今ここから離れたらAを失う気がした
でも、やっぱり母は強しだった。
慧 「心配なの分かるけど、私まだ一応勤務中だから
帰れないし、先に帰って。ね?」
渋々返事をする
涼介「…分かった。仕事が終わったら連絡して」
慧「分かった。」
こうして侑李と一度家に帰り夜ご飯を作り
Aの着替えなどを準備していたら
ガチャ
大貴「ただいま〜!あれ?侑李寝てる
珍しいなぁ」
リビングに戻ると
涼介「あ、大貴おかえり〜Aが入院したから
今から侑李と留守番頼んでいいか?」
大貴「留守番は全然いいんだけど、
A大丈夫なの?」
涼介「まぁ今は落ち着いてるから大丈夫。
でも、しばらくは入院だな」
大貴「そっか…わかった。家のことは俺に任せろ!」
大貴がいつのまにか逞しくなってたことに
驚きを隠せなかった。
まだ大貴が幼かった頃同じように
Aが入院ってなったら今の侑李みたいに
泣いて『嫌だ〜』なんて言って大変だったのに…
大貴の頭に手を乗せて
涼介「おっきくなったんだな…
身長は俺に似て伸びてないけど(笑)」
大貴「うるせぇわ!早く病院行け!」
涼介「ごめんごめん(笑)じゃあ行ってくるわ」
大貴「おう!」
必要な荷物を持って病院へと向かった
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みぃみぃ(プロフ) - 凄く面白くて続きが気になります! (2023年2月5日 8時) (レス) id: 4a06696770 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mechan0204 | 作成日時:2022年12月3日 21時