私の両親はお医者さん。

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慧side


慧「大貴〜A〜起きないと学校遅刻するよ」


当直でない朝はだいたいこうして子供たちを起こす
寝起きの悪い大貴はだいたいこう言うと起きる


慧「今日のお弁当オムライスにしたのに、
　 起きてこないならお母さんが食べようかなぁ〜」


大貴「…ﾊｯ、それだけはやめてくれ！」

慧 「ふふっ､おはよう。早く朝ごはん食べなよ」


もう高校3年になると言うのに幼い時から
ずっとこの方法で朝起こしてる
いつまで経っても変わらない所は嬉しいけど
成長して欲しいとも思ってる


慧 「はぁ。我が家のお姫様を起こしに行きますか」


中学2年生になった頃から反抗期が始まったA。
もともと身体が弱い子だから朝は軽く
体調の様子とか診たりしたいんだけど…


慧 「トントン、A〜おはよう。
　 今日は体調どう？」


A「勝手に入ってこないでよ！起きてるから、
　 朝からうるさい。出てって」


慧 「分かったから、早く下降りてきてご飯食べな？」


A「………。」


ほらね、もう絶賛反抗期って感じ。
文句を言ってる時は体調が悪い訳ではないと思うから大丈夫だと思うけどやっぱり心配。
今日の夜涼介に相談してみようかな




玄関で大貴が靴を履きながら



大貴 「ねぇー母ちゃん、今日晩飯いらねーから！」



慧 「誰かと遊びに行くの？」



大貴 「宮田家でゲームしに行く！」


今日は涼介が先に家に帰ってるだろうから侑李とAだけにはならないから大丈夫か…。
勉強もして欲しいけど、今日だけ大目に見るか(笑)


慧 「あんまり遅くならないようにね
　 それと礼儀はちゃんとするのよ‼︎」

大貴 「分かってるって！行ってきまーす！」


A「………。」



慧 「は〜い、いってらっしゃーい」



ガチャﾝ

慧 「はぁ…」


Aとはしばらく会話してない
仕事の疲れと子育ての疲れに加えてAの態度に
ため息しかでない


慧「…はぁ。侑李起こしに行くか」



そう言って2階に上がっていった

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