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目を合わせたまま少しの沈黙の後、コウタがこめかみを押さえて僕がいる方とは逆を向き、深いため息をついて、思わずビクリと肩を震わせた。
やってしまった。
たとえコウタが僕を嫌いになることはなくても、厄介ごとを次から次へとコウタに背負わせてることに変わりない。涼介の話をしたばかりなのに依存してるなんて気持ち悪いに決まってる。
「ごめん忘れて。やっぱり今日は帰る…」
「はぁ?…って!オイ何で待てって!」
コウタの制止も聞かず一目散に部屋を飛び出た。
荷物も持たず、あるのはポッケに携帯だけ。
何やってるんだ…僕は。
なんでいつも間違えちゃうんだ。
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ハニ(プロフ) - はじめまして。Jamさんのせつない文章が大好きです。楽しみにしています。 (2018年1月20日 8時) (レス) id: 6cb3c90744 (このIDを非表示/違反報告)
Jam(プロフ) - Redさん» ありがとうございます!完結まで頑張ります! (2017年9月17日 0時) (レス) id: 01e5310ad7 (このIDを非表示/違反報告)
Red(プロフ) - やぶちねがどうなっていくのかとても気になっていたので更新再開といても嬉しいです! (2017年9月11日 14時) (レス) id: 9f828dfe9c (このIDを非表示/違反報告)
とら - 再開待ち望んでいたので嬉しすぎます!ありがとうございます!作者さんの書かれる二人の関係性が凄く好きです。更新頑張ってください! (2017年3月4日 8時) (レス) id: 0433fd2f1d (このIDを非表示/違反報告)
ぱれ(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです(´;ω;`)更新再開してくださるの、待ってます。 (2016年12月27日 22時) (レス) id: fc214221f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2016年3月12日 4時