ゆっくりと。(yb×cn)

1 ページ1

,





もう幼心になんとなく気づいてたんだ。




あぁ、涼介って僕のことが好きなんだな〜って。





勿論僕も涼介が大好き。だって小さい頃からずっと隣で仕事をしてきた、いわば僕らは唯一無二の最高なパートナーだから。


涼介は「しょうがないな〜ちぃは。ホラ俺がやってあげるよ」って


なんでも僕に与えてくれて、甘やかしてくれて、愛をくれた。




言わなくても分かってくれる涼介が隣にいてくれる事は当たり前でその当たり前の心地よさにあぐらをかくのが僕は大好きで、ずっと近くにいるから僕も同じように涼介が何も言わなくても理解することが出来た。



僕らは仕事でのセット売りでずっと生きてきたから、2人でいることになんの疑問も抱かなかったし、むしろ心地よさを感じて、これからもず〜〜っと2人で歩んでいくんだろうなって漠然と考えてたんだ。





だけどそれは変わった。



2人の中に圭人も仲間入りすることが段々と増えてきて、いつしかそれも当たり前に変わった頃、今度は圭人と涼介の2人が当たり前に変わった。



僕は別に家にいるの好きだし、自分から誘うことは今までそんなになかったし特に気にしてなかった。誘われた時2人の真ん中に入るだけ。


それから暫く経ってから




涼介と圭人の間に流れる空気がなんとなく変わったのを感じた。





この2人寝たんだなって




,

2→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す