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次の日。任務の時間に間に合うよう出発の2時間前に起きた私は、まだ睡眠中の頭をのんびりと働かせながら準備をしていた。
任務用に用意されたストレッチの効く制服に着替え、寝癖がついた髪を水で濡らし、落ち着けるようにして乾かしてからピンで止める。
鏡の前で歯磨きをしながら自分と睨めっこ。
最近隈が増えたからか、硝子さんに似てきたと言われた目元を確認してファンデを軽くつける。
『よし。まあこんな感じか』
あまり先輩を待たせるというのも気が引けるので、後輩の自分が先に待っていられるようにと足早に部屋を出た。
まだ眠気は取れない。頭もがんがんする。
『にしても今日に限ってアイツがうるさいな……』
こっちは寝不足気味だと言うのに、頭の内側からぶつぶつと聞こえてくる呪霊の声。
暁榎が何を呟いているのかは聞き取れなかったが、ただただ煩いという気持ちだけが、自分の中で渦巻いていた。
＊
それから約20分後。棘先輩よりも早めに集合場所へ着いた私は、補助監督さんが車で待機してくれていたので、その近くのコンビニでトマトジュースを買っていた。
細めのストローを口に挟み、半分くらいを喉へ流し込む。
一日に1本は飲んでおかないととやってらんないんだよね。
『……んあ、棘先輩。おはようございまーす』
「こんぶ」
相も変わらず、おにぎりの具を挨拶がわりにして手を上げる棘先輩。
その言葉の本当の意味を汲み取ることは至難の業に思われたが、その時のAは何となく「おはよう」と言われたのだと解釈した。
二人が車に乗り込んだのを確認して、補助監督さんはエンジンをかける。私が飲みかけのジュースを啜っていると、棘先輩の指が私の肩をつついた。
「高菜？」
『んえ？急に何ですか？』
私が振り向くと、私が飲んでいた紙パックを指さして、「しゃけ？おかか？」とおにぎり語を繰り返す。
少しだけ頭を悩ませてから、私はあることに気がついて棘先輩にこう言った。
『もしかして、これ美味しいのか聞いてるの？』
「しゃけ」
『そっかー。んー、人によって好み別れそうだけど………あ、一口飲んでみます？』
「いくら！？」
『しゃけしゃけ〜』
真希先輩にしゃけは肯定、おかかは否定だと教えてもらった私は、棘先輩に合わせておにぎり語を使った。
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プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？。続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年10月7日 13時) (
レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
ぱりぱり。(プロフ) - 茶茶さん» 茶茶さんありがとうございます; ; コメントほんとに元気貰えるのですごく嬉しいです……！！頑張ります！！ (2021年6月12日 9時) (レス) id: 6abb423506 (このIDを非表示/違反報告)
茶茶 - めっちゃおもしろいですっ！!！!！!！これからも応援してます!！!！!更新頑張ってください！!(>_<pﾌﾚﾌﾚｰ) (2021年6月12日 8時) (レス) id: 0a249ceab0 (このIDを非表示/違反報告)
ぱりぱり。(プロフ) - たたさん» コメントってなんでこんなにも元気貰えるんだろ; ; たたさんに言われて「私の更新待ってくれてる人いるんだって」思えたっていうか、使命感湧きました……！！更新頑張ります！ (2021年6月11日 17時) (レス) id: 6abb423506 (このIDを非表示/違反報告)
たた(プロフ) - どぅおおおおおおお！！！待ってます！こちらにはとてつもなく続きが気になっておる者がおります！通知来るのを待機しております！ありがとうございます！ (2021年6月11日 13時) (レス) id: ca42b2cca2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱりぱり。 | 作成日時：2021年3月21日 21時
