6--推しの匂い ページ6
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「…………大丈夫だ。君は斬らない。だから、俺たちについてきてくれないか？」
炭治郎が長男みたいなことしてる。いや長男だけどね？
刀を鞘に戻して途端に笑顔になった炭治郎。可愛い幸せ……………でも、今私がしのぶさんの蝶屋敷まで一緒に行くのはたぶんだめだ。
鬼ってたしか鬼舞辻と感覚繋がってて現在位置とか分かるんだよね、確か。
GPS機能搭載されてるとか怖いこの時代。鬼舞辻さんストーカーだよそれ。
「……………」
「………どうしたんだ？」
何も答えない私に炭治郎は不思議そうに首を傾げてこちらを見る。やめてそんな可愛い事しないで!!直視出来なくなるでしょ!!
くそ〜天然首コテンだなんて。
思わず可愛すぎて顔をそむけてしまう。やっぱり直視出来なくなったじゃん……!!
ずるい……あの可愛さ……なんて思っていると自分の足元でチリンッと音がした。
「ふわぁッ!?」
「あ、珠世さんの!!」
思わず足に感じた柔らかな感触で声を上げて下を見る。
あ、なるほど。と、炭治郎の言葉を納得した。私の足元にはゴロゴロと首を鳴らしてご機嫌な様子の猫がいらっしゃった。
「なんで……ここに…？」
ゆっくりとしゃがんで猫の頭を撫でてやれば気持ちいいのか小さく鳴き声が聞こえた。なにこのこ超可愛い。炭治郎の次に可愛い。
「………あれ、その子が持ってるの。珠世さんからの!!」
炭治郎の言葉に反応して猫の首元をみれば手紙がぶら下がっていた。
……………手紙の為。分かってるよ。うん。手紙を取るために炭治郎が私の方へ近づいてきた。
しゃがんでいる私のすぐ目の前まで来て猫の首元から手紙を抜き出す。
その間約5秒。
私と炭治郎の距離は30センチものさしなんかよりも近ずいていた。
ふわりと、炭治郎の柔らかな、でもなんだか暖かい匂いを鼻で感じてもう死ぬのかと思った。
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メア(プロフ) - やあさん» アニメ以降の無限列車編のみネタバレとなります！ (2019年12月16日 8時) (
レス) id: 80100b30c6 (このIDを非表示/違反報告)
メア(プロフ) - 紅葉さん» お返事遅くなりすみません！うおお好きが沢山…めっちゃありがとうございます！！続編から先もよろしくお願いします！！ (2019年12月16日 8時) (レス) id: 80100b30c6 (このIDを非表示/違反報告)
やあ(プロフ) - この作品、ネタバレありますか…？？ (2019年12月16日 2時) (レス) id: 3fd8182389 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - むっちゃ好きです大好きですこんな素晴らしい作品をありがとうございますそれでは続編行ってきます！(ノンブレス) (2019年11月24日 9時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
メア(プロフ) - カオリさん» そうなんですか…！すみません、ご指摘ありがとうございます！頸動脈切ったら即死に変えさせていただきます！ (2019年11月11日 20時) (レス) id: 80100b30c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メア | 作成日時：2019年10月5日 22時
