49--私の決意 ページ49
.
「目が覚めたばかりで悪いね」
「あ、いや全然!ベリーグッドです!」
「…………体調の方は問題無いかい?」
「あ、はい!ベリー………すみません」
全く使えないくせに調子乗って英語使ってすみませんでした。心で土下座しておきます…。
現在、産屋敷邸にて一人でお館様にお呼ばれされた私。もう一度言うね、一人!!ぼっち!イケメンが目の前にいて嬉しいけど緊張で泣きそう!!
大丈夫イケメンは怖くないイケメンは怖くないイケメンは怖くな
「では早速だけど本題に入ろうか」
「………はい」
もうあれだよね。私の言葉遮られるのテンプレだよね。悲しいからもう触れないですはい!!
娘さん達を周りにつける事なく、私とお館様のマンツーマンでご対面しているこの状況の中。お館様はいつも通りの優しい笑みで見えない私に言葉をかけてくれる。
「決心がついたようだね」
「………はい」
「任務に同行する事で何かを学んだようだね。聞かせてくれないかい?」
お館様は何もかもを分かっている様にそう言う。……情報網えげつねぇ。っていうか情報網というより心読めてるでしょ。びっくり。
どうなってるの?目が見えない代わりに心が読めるですか……?何にしろ流石お館様だ。くぅー私もお館様みたいに人の心分かる凄い人間だったら推しの心の中まで見通せるのに!!!
お館様の前では変な事考えないようにしとこ…。えっちぃ考えは心の奥に閉まわないと。
お館様をしっかりと見据えて私は口を開く
「…………鬼にも、心がありました。人だった頃の想いが、感情が、ちゃんとありました。苦しさも悲しさも全部全部。ただ、人ではその辛い気持ちに耐えられなくって鬼になってしまった。
「そうだね。鬼舞辻は人間の弱い心に漬け込む。そして鬼へと変貌させて自身への忠誠を必然的に誓わせようとするからね」
「乗り越える事が出来れば、今頃幸せな暮らしをしていたかもしれないのに……。人間は、乗り越えていけるだけの力があるのに……っ、」
握った手に力が籠る。
これは、私の決意で
そして
禰豆子ちゃんを人間に戻すという炭治郎の願い。
「私は、それを証明します。これ以上誰も傷つかせない為に」
ここで出会った人達を
大切な人を
守る為に
「_____鬼殺隊に入ります」
2837人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
メア(プロフ) - やあさん» アニメ以降の無限列車編のみネタバレとなります! (2019年12月16日 8時) (レス) id: 80100b30c6 (このIDを非表示/違反報告)
メア(プロフ) - 紅葉さん» お返事遅くなりすみません!うおお好きが沢山…めっちゃありがとうございます!!続編から先もよろしくお願いします!! (2019年12月16日 8時) (レス) id: 80100b30c6 (このIDを非表示/違反報告)
やあ(プロフ) - この作品、ネタバレありますか…?? (2019年12月16日 2時) (レス) id: 3fd8182389 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - むっちゃ好きです大好きですこんな素晴らしい作品をありがとうございますそれでは続編行ってきます!(ノンブレス) (2019年11月24日 9時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
メア(プロフ) - カオリさん» そうなんですか…!すみません、ご指摘ありがとうございます!頸動脈切ったら即死に変えさせていただきます! (2019年11月11日 20時) (レス) id: 80100b30c6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:メア | 作成日時:2019年10月5日 22時