4--推し ページ4
斬られよう!なんて簡単に決めたもののまずここはどこですかという所から始まるわけなんだけど…。
一応鬼(仮)みたいな姿してるから一般人に話しかける訳にもいかないよなぁ…。
鬼殺隊の1人でも通らないかなぁ。
「__き、君!!こんな所で何してるの!」
「いや、普通の鬼殺隊の人が来ちゃったら私鬼だし斬られちゃうか」
「………ぇ、お、鬼!??た、たすけてたんじろおおおッッ」
「本部を探す……っていっても。
「おい鬼!!!」
「うるさいなぁ!!今必死に推しに会うために試行錯誤してるんだから静かにし………て…よ」
あれ。私夢見てる?いやいや、だって。これが夢じゃなかったらなんだって言うのだ。
目の前に最推しの竈門炭治郎が刀を向けて私を睨みつけてるなんて……そんな。
「お、し…?何の話だ!」
君の話だよ!!!
なんて事を言えるわけもなく私はポカンと口を開けた。
会えちゃった。私のニューライフ始まってまだたったの10分そこらで推しに会えた。はい、もう終わったこの話。
あとは推しに切られて終了。
なんとも簡潔的。
刀を向けている炭治郎の後ろではガタガタと震えながら私を見ているパツキン少年………言わずもがな我妻善逸はほんのり頬を染めていた。
ガタガタって口で言いながら鬼の私に惚れちゃう善逸凄いなぁ。分かる。私可愛いもんね。
見た目美少女だもんね。その気持ちに共感するよ。私も惚れたし。
「………あれ」
善逸ばかりを気にしていれば目の前の炭治郎くんは何故か匂いを嗅いだ。え、まって私もしかして臭いの。土の匂い??加齢臭??臭いから斬れない??そんな悲しいことあるの?
私はすかさず自分の匂いを嗅いでは自分じゃ分からない事を心から後悔した。くそう、推しに臭いなとか言われた暁にはもう自分から日輪刀奪って自害するわ。
やめてお願い炭治郎の口から君…臭いな、なんて言わないで。
「______禰豆子と…同じ匂いがする」
ただ一言。そう呟いた。
2838人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
メア(プロフ) - やあさん» アニメ以降の無限列車編のみネタバレとなります! (2019年12月16日 8時) (レス) id: 80100b30c6 (このIDを非表示/違反報告)
メア(プロフ) - 紅葉さん» お返事遅くなりすみません!うおお好きが沢山…めっちゃありがとうございます!!続編から先もよろしくお願いします!! (2019年12月16日 8時) (レス) id: 80100b30c6 (このIDを非表示/違反報告)
やあ(プロフ) - この作品、ネタバレありますか…?? (2019年12月16日 2時) (レス) id: 3fd8182389 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - むっちゃ好きです大好きですこんな素晴らしい作品をありがとうございますそれでは続編行ってきます!(ノンブレス) (2019年11月24日 9時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
メア(プロフ) - カオリさん» そうなんですか…!すみません、ご指摘ありがとうございます!頸動脈切ったら即死に変えさせていただきます! (2019年11月11日 20時) (レス) id: 80100b30c6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:メア | 作成日時:2019年10月5日 22時