_ ページ11
.
.
▼You side
あぁ、まとまったオフなんていつ振りだろう。
マネージャーから最近頑張ってるからねと
告げられたその朗報を聞いたときから
ワクワクが止まらなくて。
何をしよう、買い物？エステ？旅行？と考えたときに
ふっと地元大阪のことが浮かんだ。
仕事で行って、実家に短時間滞在するこはあったも、帰省という目的で大阪に行くことは全然できなかった。
すぐに母にメールを入れて、地元の友達数人にメールを入れた。
時間が合えば、関西のみんなにも会おう。
そして待ちに待ったその日。
メンバー揃っての雑誌撮影。
高揚が表情に出ていたのかカメラマンさんからは
藤原さん、いい！いい笑顔！！と褒めてもらえて
撮影も順調に終了。
大阪までの2時間半に時間潰しに観たかった映画のダウンロードも準備完了だ。
うん。完璧。
お疲れさまです、と足早に現場を去ろうとしたとき。
「ちょっとまてーい！」
『は？』
「よし、Aちゃん、行こか！」
『いや、ちょ、わたし東京駅...』
わたしのスーツケースを右手に取り、左手でわたしの手を取ってずんずん進んでいくこーじ。
？マークで頭がいっぱいだ。
あっという間にタクシーに乗車し
こーじが運転手さんに東京駅まで！と行き先を伝える。
『は、こーじも東京駅で用事あんの？』
「嫌やわー！俺も一緒に帰るんやん！」
『え？どこに？』
「実家！もう、水臭いやんー誘ってや！」
『いや、こーじ仕事は』
「3日オフ！やから帰りは一緒無理やねんごめんな！」
『そーいうんじゃなくてさ』
「あ、チケットAちゃんの分も買ってんで！連番！」
ホラ、とスマホの画面を見せて
ニコニコ笑うこーじ。
連番てライブじゃないんやから。
状況を整理すると、どうやらわたしのオフと帰省することを聞きつけたこーじは一緒に帰省することにしたらしい。
強引というのかなんというのか。
はぁ。とため息をついたとき。
『...俺と帰るん、もしかして嫌やった？』
しゅん、と仔犬のような目で見つめてくるこーじ。
あぁ、あべちゃん。
甘えん坊Like仔犬って詞がめちゃくちゃぴったりだよ。
「う、嫌ちゃうよ...」
『よかったぁ！！』
一転して全開の笑顔で抱きついてくるこーじ。
表情がくるくる変わる天真爛漫さ。
こーじは昔からこういうところが変わらない。
.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 615人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
M i K i(プロフ) - 黎音さん» 確認不足でした、ご指摘ありがとうございますm(__)m (2020年2月18日 13時) (
レス) id: ce44ff8a27 (このIDを非表示/違反報告)
黎音(プロフ) - 定員じゃなくて店員ね (2020年2月18日 7時) (レス) id: 4c2c4c6e06 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - SnowMan大好きです最高です亮平くんと涼太君と翔太くん寄りのオール担当です更新大変だと思うけど頑張ってください応援してますSixTONESのほうも見させてもらってます (2020年2月6日 14時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：M i K i | 作成日時：2020年2月4日 23時
