カラフル狼[∞]2

＊やっぱり ページ16

あなたサイド





走りだしたあたし。


安「待てこら！」


やっぱり優しいんだね、安田章大。



ぎゅっ

あたしの体を包む安田章大のにおい。




安「大野くんに謝って？」

A「ぃ、やだ」


安「絶対服従。まもって？」


A「やだ」


人間なんて、

みにくくて、

きたなくて


最低な生き物。



A「はやく、猫に戻りたい…」


気ままで

のんびり屋で、

優しいくて、



安「…僕は猫に戻らんとってほしい。」

A「え」

安「Aの事が好きやから…」


展開が早すぎてわけわかんない…



安「猫に戻ってもたらこうやって。」

安田章大の唇があたしの頬に触れた。


安「キスする事もできんやん」


A「‥うん」



そう言ってあたしの頭を撫でた。


安「ん？」

A「ん？」

安「なにこれ？」

A「え？」


頭なんか重くない？


安「A、猫の耳はえてる…」

A「んにゃーーーΣ(ﾟдﾟlll)」



安「猫耳やぁ////」

かぷっ


A「んにゃあ//」

安「噛んでみた///」



手で触って耳の確認。


A「ほんとにはえてる…」

安「よしよーし」


A「にゃう//もぉ触るにゃ！」



猫に戻るカウントダウンが
始まりつつあった。

＊なにそれ→←＊やだやだ

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