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翌朝、私は目を腫らしての起床だった。
でも、恋心を消した代償と考えれば安いものだ。
朝の支度を終え、寮を出て、校舎に足を踏み入れると、早速ジェイド先輩の姿が見えた。
｢…！！｣
魔法薬の効果は絶大だった。
あんなに彼を見るだけで高鳴っていた心臓が、今は嘘のように平静を保っている。
｢…やっ、た…｣
やったやった…やっと、解放されたんだ……！
これでもう二度と、自分が傷つく必要はないし、彼に迷惑がられることもない……！
こんなに清々しい気分になったのは、いつぶりだろうか。
私はポケットに残した空の小瓶をぎゅっと握りしめ、軽快に歩き出すのだった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
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作者名：わん | 作成日時：2023年12月12日 18時
