09:モツと１日 ページ10
モ「あ！Aじゃーん！！何してんの？」
貴「歌苗に頼まれたお皿洗いしてたの。モツは？」
モ「僕はね〜…じゃーん！」
と、器用に片足をあげた状態で姿勢を保つ。
貴「…、モツ。床が傷つくからローラースケートは止めてって、歌苗が…」
モ「大丈夫大丈夫！傷つけないって！」
貴(何を証拠に…)
事実、モツがローラースケートで廊下や手すりを滑るせいで、色やワックスが剥げたりしている。
貴「モツ、歌苗、ただでさえ大家として大変なんだからあまり迷惑かけないようにね？」
モ「わかってるよー…。ねぇ、そういえば今気付いたんだけど」
貴「？、なぁに？」
モツ「 Aって…」
モツが近づくたびに少しずつ後退する。
そして、モツの顔が近付いた時。
モ「ねぇ、なんでルー君には敬称つけてんのに僕にはつけないわけ！！？」
貴「……、へ？」
モ「おかしいよねー！？ルー君と僕。そんな変わんないじゃん！なんで？どーして！？」
言われてみればそうだなぁ…、としか言いようがないんだけど
貴「年齢じゃない？ほら、ベトさんは僕より年上じゃん？でもモツ同い年くらいだし…」
モ「あー、そっか！なるほどー。ルー君見た目フケてるもんね！理解理解！」
貴「フケてるっていうか…お兄さん、みたいな？」
ベ「ほぅ？この俺がAの兄か…。悪くない！さあ、こい！妹よ！兄の胸に飛び込むが良い！！！」
貴「何故飛び込む…！」
モ「いいなー！僕も僕も！おいで！妹♪」
二人がバッと腕を広げたのを見てふと思い出す
貴「そういえばベトさん、火傷大丈夫？」
ベ「ム、問題ない。元々そこまでひどいものではなかったからな。明日明後日には治る」
貴「そう、良かった」
ベ「小娘を呼んだのはAだったな。ありがとう」
貴「どういたしまして。で、いつまでひろげてんの？とびこまないわよ」
そういうと、ベトはモツと見合わせて意地悪く笑った。
ベ「ならばこちらから！」
モ「抱きついちゃうよー！！」
貴「あ、ちょっとお皿落ちる！」
後ろから苦しいくらいに飛び付いた二人を重たいなぁとか苦しいなぁとか思いつつ、
貴(まぁ、こんなのもいっか)
と思った。
のちに、りっちゃんがやってきて同様に抱きついたのは言うまでもない。
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円(プロフ) - キキさん、はじめまして。凄く気になると言っていただき、有難うございます！！更新頑張りますので、これからもよろしくお願いします！ (2018年3月31日 18時) (
レス) id: 675346e6cf (このIDを非表示/違反報告)
キキ - はじめまして! 小説の続きが凄い気になります!!更新頑張ってください！！ (2018年3月31日 9時) (レス) id: 9e238edcbe (このIDを非表示/違反報告)
ムーン - 分かりました。ありがとうございます。 (2018年2月5日 17時) (レス) id: 8165129998 (このIDを非表示/違反報告)
円(プロフ) - ムーンさん、いつもコメントありがとうございます！お返事遅くなってしまってすみません。これからも頑張って更新していくので飽きずに見ていただけると嬉しいです！ (2018年2月5日 7時) (レス) id: 675346e6cf (このIDを非表示/違反報告)
ムーン - お久しぶりです。お話しの続きが読めて嬉しいです。 (2018年2月4日 18時) (レス) id: 8165129998 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：円 | 作成日時：2018年1月4日 23時
