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「帰したくない」
「え？」
「帰んないで」
私の目を真っ直ぐ見て、繋がれた手に力が込められる。
私の内側の熱が一気に上がるのが分かった。
「私も、海ちゃんと、まだ一緒にいたい」
声が震える。
自分の意思を伝えることがこんなに恥ずかしいことなんて。
いつも海ちゃんに大事なことは全部言わせてしまっていたことに気が付いた。
「俺んち泊まってってよ、Aちゃん」
「うん、行きたい、です」
＊
それからの私たちは至って冷静だった。
特に海ちゃんは、「必要なものあったら取ってきていいよ。ここで待ってる」と。
有り難く一度自分の部屋に戻らせてもらって、速攻でお風呂セットやスキンケア類、下着をバッグに詰め込んだ。
今日1日履いたスニーカーにもう一度足を入れた瞬間、明日そのまま仕事場に行く可能性を思い浮かべて、もう一度部屋に引き返し適当な着替えとメイク用品もバッグに詰め込む。
「早かったね、もう平気？」
「待たせてごめんね。多分平気」
「まあ何かあったら一緒に取りに来よう。近いからね」
「うんありがとう」
「じゃあ行きますか！」
「うん」
差し出された手に迷わず自分の手を重ねた。
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あさひ(プロフ) - まきこさん» まきこさんお久しぶりです！もう、本当、いつもでろでろに甘やかしてくれてありがとうございます（ ; ; ）笑 もっともっと2人の間で悩ましくなるような展開にできるように頑張りますね！こちらこそいつもありがとうございます(*＾＾*) (2021年3月25日 2時) (
レス) id: 5905b0feb8 (このIDを非表示/違反報告)
まきこ(プロフ) - 私実は海人くん可愛い弟くらいの気持ちでしか見たことなかったのに、あさひさんのお話読んだら全然アリになってしまいました(≧∀≦)でもここへ来て廉くんの健気さが、、どうなるのかなー！毎日めちゃくちゃ楽しみにしてます。いつもありがとうございます^ ^ (2021年3月24日 7時) (レス) id: cfbbd37a93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あさひ | 作成日時：2021年3月22日 2時
