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彼らがデザートを食べ終わる頃、梨乃さんが"ちょっとお話ししてきたらいいじゃない"と言ってくれたので、お言葉に甘えて2人のもとへ向かった。
「どうだった？」
「もう、めちゃくちゃ美味しかった！ね、廉」
「すげー美味かったっす。ご馳走様っした」
「良かったです」
「ねえそう言えばさ、廉のこと見覚えない？」
「んー？」
廉くんの顔を失礼ながらまじまじと見た。言われてみれば何となく見覚えがあるような、無いような‥。
でも、さっき海ちゃんと仲良さげに話すその言葉は関西弁だったから、この辺の人ではないはず。
だとすると一体どこで見たのだろう。
数十秒頭の中で記憶を呼び起こし必死になって思い出そうとしてみたけれどギブアップ。
とうとう「ごめんなさい」と廉くんに告げた。
「や、無理やろそんなん」
「そりゃそうかー。あのね、廉はえっちゃんのお孫さんなんだよ」
「え？えっちゃんの？」
そう言われてもう一度よく考える。
あ、そういえば客間の棚に飾られている沢山の写真の中に、彼の顔を何枚か見た気がする。
「あ、もしかしてえっちゃんちに飾ってある幼稚園の制服着た男の子の写真、廉くんですか？」
「わ、しっかり覚えてるやん。そうそう、それです」
「わー、いつも見てます！他にも何枚か覚えてます」
何だか本当に芸能人に話しかける人みたいになってしまった。
えっちゃんちには色んな写真があって、廉くんの他にも廉くんのお父さんやお母さんや多分弟さんの写真も飾ってある。
海ちゃんの写真もあって、つい最近私とヒュウガと海ちゃんとえっちゃんのフォーショットもその棚に追加された。
「何やめっちゃ恥ずかしいなあ」
「廉今大学4年の夏休みで、こっちに遊びきてるんだって」
「まあばあちゃんちにもたまに遊び行くし、就職も東京に決まったんで仲良くしてください」
「こちらこそ宜しくお願いします」
「ねえAちゃん今日仕事何時まで？」
「6時まで」
「あと1時間半くらいか。廉と駅前で待っててもいい？一緒にえっちゃんち行こう」
「いいの？待っててもらって」
「うん、そうしたい！」
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あさひ(プロフ) - まきこさん» まきこさんまたお話できて嬉しいです♪いつもコメントして頂いて嬉しく思ってます！こちらこそありがとうございます(*＾＾*) (2021年3月4日 17時) (
レス) id: 5905b0feb8 (このIDを非表示/違反報告)
まきこ(プロフ) - 新作！嬉しいです^_^海ちゃんの人懐っこさが出ていてもう既に可愛いですね！毎回コメントしてごめんなさいー！あさひさんのお話大好きなので嬉しくて(^^)また楽しみが増えました！ありがとうございます(^^) (2021年3月4日 8時) (レス) id: cfbbd37a93 (このIDを非表示/違反報告)
あさひ(プロフ) - ぽんさん» すみません、教えて頂き有難うございます！以後気をつけます！ (2021年3月4日 4時) (レス) id: 5905b0feb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あさひ | 作成日時：2021年3月4日 4時
