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次の日、昨日と同じ時間の電車に乗って帰って来たけれど、昨夜彼と話した通り江津子さんの家には向かわなかった。
家から1番近いスーパーで食材を買い、明日の分も賄えるように多めにポトフを煮込んでいる時も、湯船に浸かっている時も、眠ってしまう寸前まで頭の中は昨日出会った人たちと子猫のことでいっぱいだった。
明日は江津子さんの家に行こう。
＊
その翌日。
「お先に失礼します」
足早に店を後にしようとすると、厨房に梨乃さんに声を掛けられた。
「待って。朝からなんかいつもと雰囲気違くない？
ワンピースなんて着ちゃって」
「この後予定があって」
「デート？」
「違います違います！子猫に会いに行くんです！」
「子猫に会うのにお洒落するの？」
「うっ‥‥」
「ふふ、ちょっと待って」
柔らかい笑顔を浮かべた梨乃さんは厨房からパタパタと出てきて、レジ横に置いてある透明の小袋に入った焼き菓子の詰め合わせを2つ持たせてくれた。
私と、相手の人にという意味だろう。
「楽しんでね」
「ありがとうございます」
トートバッグの中に忍び込ませ、駅に向かう。
もうすぐ会えるのが楽しみで、けれどそれは一体誰に対して1番強くそう思っているのか自分に問いかけたときに、両頬が熱を持った。
好きとかまだそんなんじゃないけど、雰囲気のある容姿と人懐っこい笑顔に確かに心は揺れていた。
こんな気持ちは久しぶりだった。
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あさひ(プロフ) - まきこさん» まきこさんまたお話できて嬉しいです♪いつもコメントして頂いて嬉しく思ってます！こちらこそありがとうございます(*＾＾*) (2021年3月4日 17時) (
レス) id: 5905b0feb8 (このIDを非表示/違反報告)
まきこ(プロフ) - 新作！嬉しいです^_^海ちゃんの人懐っこさが出ていてもう既に可愛いですね！毎回コメントしてごめんなさいー！あさひさんのお話大好きなので嬉しくて(^^)また楽しみが増えました！ありがとうございます(^^) (2021年3月4日 8時) (レス) id: cfbbd37a93 (このIDを非表示/違反報告)
あさひ(プロフ) - ぽんさん» すみません、教えて頂き有難うございます！以後気をつけます！ (2021年3月4日 4時) (レス) id: 5905b0feb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あさひ | 作成日時：2021年3月4日 4時
