キューピットには向いてない ST&BC ページ15
「最近バッキーの様子が変なんだ」
スティーブの家で映画を観ている最中、主人公の男が好きなヒロインにどうアタックしようか悩むシーンで、いきなり彼が親友の話を切り出した。
『その話、今じゃなきゃだめ？』
「どうも好きな人ができたみたいなんだ」
はあ、これは聞くしかなさそう。一時停止を押し、ソファーの隣に座る彼を向く。
『それで？』
「変というか、笑顔が増えて機嫌が良い日が多くてさ」
『それで好きな人ができたかもって？』
「恋人でもできた？って聞いたら恋人ではないけど...ってニヤついてどっか行ったよ」
謎すぎる、わからなすぎる。
「どう思う？やっぱり好きな人ができたと思うよね」
『そうなんじゃない？知らないけど』
「適当だなぁ、君だったらどうするんだい？」
『なわけないよ〜』
確かにバッキーとは仲も良いし２人で遊んだりもするけど。
「思い返してみて、２人でいる時のあいつを」
んー、まあ常に気さくだなぁ。服装もプライベートではちゃんとお洒落してくるし、デート服みたいに気合い入ったような。私の行きたい所とか食べたい物をなぜかいつも知っていて完璧にリードしてくれるし。確か誕生日にプレゼントくれたっけ。最近ランチも一緒に食べるし、何かと差し入れもしてくれる。
あれ、そういう時のバッキーはいつもにこやかな気がする。
でもまあ『思い返しても友達なら普通だしなぁ』
「本当に？」
スティーブはいつの間にか持っていた携帯をテーブルに置いた。
すると、わざとらしく
「同じ職場だと思うな」
『そうなの？』
「アジア人、背は低くて黒髪。焦げ茶の瞳で内面も外見も綺麗」
ほう、と頭の中でイメージする。
「最近彼女の好きなパンケーキを食べに行ったり、誕生日に日本人作家の小説をプレゼントしたとか」
そういえばバッキーと先週パンケーキ食べに行ったし、誕生日に日本の小説くれて...って、
ちょっと待って、見事に特徴と出来事が当てはまってるけど？
はっとした私を見てスティーブはニヤリと笑い
「そろそろかな」
急に扉をノックする音がしてすぐに、なんとバッキーが現れた。
「僕は外に居るよ」と満足げに去るスティーブ。
「あの野郎」ため息をつき隣に座るバッキー。
「あいつに何か言われた？」
『要約するとバッキーが私を好きかもって』
携帯の画面を私に見せる
"告白するなら今がチャンス"byスティーブ
そういうことか
「本当」
『彼って』
「「下手くそすぎ」」
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SHIN(プロフ) - 岡Ｐさん» リクエストありがとうございます。クリントのお話書かせていただきました。あっせんぶる�兇砲瓦兇い泙垢里任�手数ですが「小説の続編を見る」からお進みくださいませ。またリクエストございましたらいつでもお待ちしてます。 (11月27日 16時) (
レス) id: 863f965ba6 (このIDを非表示/違反報告)
岡Ｐ(プロフ) - ありがとうございます。ホークアイ（クリント・バートン）のお話をお願いします。楽しみに待っています。 (11月22日 21時) (レス) id: e3d27a2b53 (このIDを非表示/違反報告)
SHIN(プロフ) - 岡Ｐさん» コメント、ご感想ありがとうございます。もし書いてほしいキャラクターがいましたら遠慮なくリクエスト下さい^^ (11月15日 21時) (レス) id: d68ffb9f11 (このIDを非表示/違反報告)
岡Ｐ(プロフ) - お話とても面白かったです。更新楽しみにしています。 (11月15日 20時) (レス) @page50 id: e3d27a2b53 (このIDを非表示/違反報告)
ねむい(プロフ) - SHINさん» いやあああ！ホントですか！是非楽しみに待ってます！😆 (2023年3月31日 1時) (レス) @page16 id: 2803c5262c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SHIN | 作成日時：2022年5月11日 13時
