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『何でここだって...』
「僕だってこんなことしたくなかったんだが、途中まで君のスマホのGPSを追ってたんだ」
『もっと早く電源切ればよかった』
「なあちょっと待ってくれよ！」
スーツを頭だけ解除して、再び歩きだした私を止める。
『お願いトニー、今日はもうあなたを見たくないの。スマホの表示さえもね』
「僕の話を聞いてくれ。あんな苦しそうな顔で去っていく君を黙って放っておくなんてできると思うか！？」
『じゃあ何だって言うのよ！私のことどう思ってるの？散々振り回しておいて、あなたに私を責める権利なんてない』
堪えた涙がまた溢れ出す。
彼の前で泣きたくなんかないのに。
するとトニーは、
「何だ、そういうことか...」
いつもみたいにケラケラ笑って、でもどこか申し訳なさそうに私の両肩にゆっくり手を添える。
アーマーの手がすごく冷たくて肩がすくむ。
「僕の言葉が足りなかった」
『あなたの、言葉？』
どういうこと？
「たくさんの贈り物も、しつこく付きまとうのも、GPSまで追って会いに行くのも全部、A...君にしかしたことない」
『だからそれは私をからかって、』
「いいや違う、最後まで聞いてくれ」
アーマーが彼の指先から剥がれて、どんどん胸元に集まって
そこにはもう普段着のトニーが熱っぽい視線を私に向ける。
いつの間にか肩に温もりを感じて、思わずトニーの手に自分の手を重ねた。
「まったく、賢いのにおバカさんだなAは...」
「好きだからに決まってるだろう」
『今なんて...』
「僕に何度も言わせないでくれよ」
困ったように小首を傾げて、ふわりと私を包み込んだ。
「大好きなんだよAが、恥ずかしいが一目惚れだ」
確かに言葉が足りなかった。
けどもう私の心は満たされている。
ーー ーー ーー ーー ーー ーー ーー ーー
「そうだ、もう１つサプライズ」
一緒にタワーに帰っている途中、トニーがジャケットから小さな箱を取り出し私に差し出す。
「ハッピーバースデイ、ダーリン。もうとっくに０時は過ぎちゃったけど」
箱を開けると
今日の日付と
"I love you 3000."
の刻印が入ったシルバーリングが輝いている。
クサいけどトニーらしい。
「僕がどれだけ本気かわかった？」
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SHIN(プロフ) - 岡Ｐさん» リクエストありがとうございます。クリントのお話書かせていただきました。あっせんぶる�兇砲瓦兇い泙垢里任�手数ですが「小説の続編を見る」からお進みくださいませ。またリクエストございましたらいつでもお待ちしてます。 (11月27日 16時) (
レス) id: 863f965ba6 (このIDを非表示/違反報告)
岡Ｐ(プロフ) - ありがとうございます。ホークアイ（クリント・バートン）のお話をお願いします。楽しみに待っています。 (11月22日 21時) (レス) id: e3d27a2b53 (このIDを非表示/違反報告)
SHIN(プロフ) - 岡Ｐさん» コメント、ご感想ありがとうございます。もし書いてほしいキャラクターがいましたら遠慮なくリクエスト下さい^^ (11月15日 21時) (レス) id: d68ffb9f11 (このIDを非表示/違反報告)
岡Ｐ(プロフ) - お話とても面白かったです。更新楽しみにしています。 (11月15日 20時) (レス) @page50 id: e3d27a2b53 (このIDを非表示/違反報告)
ねむい(プロフ) - SHINさん» いやあああ！ホントですか！是非楽しみに待ってます！😆 (2023年3月31日 1時) (レス) @page16 id: 2803c5262c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SHIN | 作成日時：2022年5月11日 13時
