紫苑の花言葉【twst】 (ページ7)

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V ページ7

セベクside

シアン・カレイド・ヴァンルージュ様。このお方は僕の教育係だった者であり、尊敬するお方だ。

博識で魔力も強く、美しいお方だ。....少し抜けてるところもあるが。

僕は尊敬を込めて姐様と呼ぶ。姐様はとても不思議な方だ。姐様は太陽が昇っている時は比較的元気だが、日没後は少し静かだ。そして、少しいい香りがする。

....いやらしい意味ではないからな。

それに、姐様の食の好みが育ち盛りの僕にはあまり共感ができない。

シアン「いただきます」

セベク「....いただきます。」

僕はオムレツやトーストなど、ごくごくよくある朝食というものだ。だが、姐様の皿の上は不思議だ。

セベク「....姐様、本当にそちらで良いのでしょうか...」

姐様の皿の上には、どう見ても生の野菜。いや、これはまだ普通だ。あとフルーツ。もちろんこれも生。

いや、確かに朝食はサラダや果物だけという選択肢も大いに有り得る。だが、姐様は朝昼晩、調理に加熱を使ってないものしか食べない。

肉も魚も食べないことはないが、全部生。つまり素材そのものを食べている。

シアン「暑いの苦手だし。」

と、姐様はいう