【東卍】バーチャルな君 【三途春千夜】【灰谷竜胆】

7話 ページ8

桃月夢夜(とうづき ゆめや)

・Aの実兄。2年前の事故…いや、事件以来、目を覚ましてない。現在25歳。


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春千夜side


現在午後の19時半。何とか仕事が終わり、事務所に報告書を出してから、自宅に帰る。普段は自宅に帰らないが、ぐぅたんぬいぐるみを自宅に置いてしまい、これがないと事務所で寝れない為、取りに帰る。



明日の仕事は午後だけだから、せっかく帰るから今日も自宅でぐぅたんの配信を見る。



部下にマンションまで送ってもらい、エレベーターを待つ。




すると、俺より30cmぐらい小さい女もエレベーターを待っていた。




女は俺の姿を見るなり、ぺこりと頭を下げた。女の手には、口ーソンの袋が。




特になにか話すことなく、エレベーターをただただ待っていた。こいつ可愛いけど、俺にはぐぅたんという最愛の嫁が待ってる。




そうこうしてる間に、エレベーターが着く。女が、先にどうぞと言うかのような仕草をし、仕草に甘え先に乗る。その後女も乗ってきた。




春「おいアマ、てめぇ何階だ。」




俺は優しいから代わりにボタンを押してやる。




『え、…… 25階です』




いや声くそかわいいなぁ！！ ……いや、どっかで聞いたことあるような……。




春「同じか。」




そう思い、25と書かれてるボタンを押した。





エントランス除く、10階より下には止まらない為、すぐについた。




女は俺に先に降りてどうぞと言うかのような仕草をした。こいつ謙虚すぎか。




結局女は俺が出た後にエレベーターを出た。そして何故か女はついてくる。どうやら部屋は割と近いらしい。




俺は自宅の鍵を開けようとした時だった。




お隣の見たことの無い桃月って奴の自宅の扉が閉じた音がした。




春「あれがお隣さんかよ……」




ちょっとびっくりした。




普段会わないから、今日はたまたまと感じる。




それにしても、あの声、聞いたことあるような……

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