今日:2 hit、昨日:13 hit、合計:19,697 hit
小｜中｜大
･ ページ29
.
「じゃあ辰哉くんはいつから私が好きだった？」
「内緒よそんなの」
「何で！私は話したのにずるい！」
包み隠さず全てを曝け出させておいて、自分だけ雲隠れするなんて悔しすぎる。
わざと睨むと辰哉くんはぷっと吹き出して、「仕方ないな〜」と嬉しそうに言った。
「俺も気付いたら好きだったのよ。もうAが何しても可愛くて大変だった。妹のことが好きなんて俺頭おかしいんじゃね？って自分のこと責めたしね」
「うそ」
「本当だって(笑)しかもあれ、あの日マジでキツかった〜。玄関でさ、佐久間くんと遭遇したやつ」
「あー、あったね」
「ついに彼氏が出来ちまったか〜って、その日はやけ酒した(笑)」
私の知らない辰哉くんの話。
辰哉くんの腕に包まれながら聞くその話はとても新鮮で、クイズの答え合わせをしているみたいで楽しい。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 264人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「佐久間大介」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あさひ | 作成日時：2021年9月13日 3時
