検索窓
今日:9 hit、昨日:2 hit、合計:19,691 hit
小｜中｜大

16 ページ19

.







白いレース地の柔らかなスカートを翻しながら、ただひたすらに走った。



遠くも近くもない辰哉くんが一人暮らしをする家。

今日あの部屋に辰哉くんがいる保証もないのに、踏み出す足は止まらない。



走りながら、出会ったあの日から今日までのことを頭の中に思い浮かべた。


思い返せば初めて会ったときの私は辰哉くんに対して幼稚過ぎた。

それでも諦めず私と向き合うことを選んでくれた辰哉くんには感謝しかない。




出来の悪い妹でごめんなさい。


だけど私は今、止まってしまうわけにはいかなかった。




.

･→←･



→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って！｜面白い！→ )

点数: 9.9/10 (87 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
264人がお気に入り
アイコン この作者の作品を全表示｜ お気に入り作者に追加｜アイコン 感想を見る
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム： 感想：  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名：あさひ | 作成日時：2021年9月13日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。