羞恥心のそのまた向こう 後編3 ページ10
本格的な戦争が始まるまで、
余裕があると言われた私達。
「貴様に操られているのは
少しばかりしゃくに触るが、
柱間が来るのだろう？
それまでは静かにしておいてやろう。」
自分の術者に対して
だいぶ上から目線のマダラさんだが、
まぁ、とても彼らしい。
やっと服を引っ張り出した私は、
ゲッと声を出す。
「お前これ、
血でカピカピじゃないかよ。
気遣いで洗っておくくらいしてくれよ。」
「それ全て、貴方の血ですよ。」
「知ってるわ…げぇ…これを着るのか…」
文句を言っても仕方がない。
血が大量に着いた服を着るか、
真っ裸でいるかの二択だったら、
勿論前者を取る。
マダラさんは少し目を見開き、
服を着る私に聞く。
「A、お前…
暁に入っていたのか？」
「え？あ、はい…
そうですね。入ってましたよ？
ゼツとトビ…あぁ、今はオビトか…
二人に勧誘されて、」
「奴らか…
いや、待て…
貴様は、いつ死んだ？
まずお前は死んでいるのか？」
眉間を押しながらマダラさんは言う。
「死んでいるとは…思うけど…」
マダラさんの問いかけに
私がうーんと唸っていると
カブトが説明してくれた。
「彼女、一度は死んでいますよ？
きっと少し前の戦闘から。
死因は出血多量と
主にチャクラ切れですかね。
体は確実に死人で、
今は殆どチャクラだけで
活動している状況だと僕は推測しています。」
「チャクラで？
へぇ、やっぱりチャクラって
すごく便利だなぁ。あはは。」
まるで他人事のように、
笑う私にカブトは
頭のおかしな人を見る目を私に向けていた。
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おぼろん(プロフ) - 夜更かしさん» ありがとうございます！とてもモチベーション上がります！これからも更新頑張りますね！ (2020年9月30日 16時) (
レス) id: a49c31890f (このIDを非表示/違反報告)
夜更かし - 続編おめでとうございます！！ (2020年9月30日 13時) (レス) id: 103c361fd1 (このIDを非表示/違反報告)
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