安心出来る背中 後編 ページ47
サイが声を上げる。
「サクラは僕の班の仲間だ！
サクラがいる場所なら、僕が知ってる！」
「そうか！
であるならば、案内をしてくれ！」
砂の忍者は浮かぶ砂の上に、
サイそしてナルトを乗せると、
私の方を向く。
「暁のお前、サクラの元に行くまでナルトを頼む！」
「あぁ、わかっ、」
私が承諾して砂の腕に乗ろうとするのを、
シンが掴む。
「先生は駄目だ…手がもう持たない。」
「シン、そんな事言ってられないだろ！
今は緊急自体、」
「わかってます！
だから、俺が行く！
昔、先生が俺の為に掌仙術を
使ってくれていたのを覚えているんです…
先生のおかげで、
医療忍術なら先生程ではないけど…
多少はできます！」
そう言ってシンは砂の上に乗ると
ナルトに対してテキパキと
適切な治療を始める。
「先生は、
いつも一人で無理をする…
俺達、弟子にも少しは頼ってください。」
「シン兄さんの言う通りだよ、先生！
僕達は先生の弟子ですから！」
彼らは私に向かって二人揃って言う。
「「先生、行ってきます！」」
「あぁ…行ってらっしゃい、
サイ、シン。」
「では、行ってくる。」
砂の忍はそう言うと、
遠くの方へサイの指示で飛んでいった。
「随分と成長していたんだな。お前ら…」
しんみりとそう呟いた私は、
雄叫びを上げる外道魔像の方へと振り向いた。
本当に、頼りになる優しい弟子達だ。
だからこそ、私は彼らに自分の未来を託せる。
これは私が無理をしている…とかじゃあないんだぞ、シン…
私は未来を託せる後者がいるからこそ、
こうして安心しながら歩いて、
進んでいけるんだ。
たとえ、そんな私を待つものが
真っ暗な闇であっても…
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おぼろん(プロフ) - 夜更かしさん» ありがとうございます！とてもモチベーション上がります！これからも更新頑張りますね！ (2020年9月30日 16時) (
レス) id: a49c31890f (このIDを非表示/違反報告)
夜更かし - 続編おめでとうございます！！ (2020年9月30日 13時) (レス) id: 103c361fd1 (このIDを非表示/違反報告)
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